業界人コラム 「コブラII」装甲車 トルコの装甲車両メーカーが日本に熱い視線のワケ【写真・3枚目】 「コブラII」は全長5.6m×全幅2.5mで最大11人が乗車可能な大型の4×4装甲車。エンジンは360馬力で出力重量比に優れる。モジュラー設計によりクライアントの要望や、用途に応じたカスタマイズが可能だ。乗員防護性についても充分な能力を有している(写真/オトカ提供) DSEIジャパンのオトカ社ブース。「コブラII」と6×6装甲車「ARMA」の模型を展示した。日本のイベントへの参加は初めて(写真/筆者) 軽装甲機動車は、全長4.4m、重量4.5トン、乗員4名、160馬力の水冷ディーゼルエンジンを搭載した小型装甲車。2001年より調達が開始された。車内スペースの狭さ、高重心による安定性の悪さなど不評な点もあったが、軽度の防弾性能と使い勝手のよいサイズのため、国際貢献活動などに活躍した(写真/筆者) 後継候補のひとつ、タレス・オーストラリア製「ハウケイ」。全長5.78m、重量7~10トン、乗員5名でLAVよりはるかに大きな車両。エンジンは268馬力。防弾・耐地雷能力を備えたMRAP(耐地雷・伏撃防護車両)タイプの車両であり、乗員防護性が高い(写真/筆者) オトカはルーマニアの国防大手オートメカニカSAと、同国でのコブラII生産に向けた合弁企業を設立する契約を結んだ。写真の車両はルーマニア軍向けのもので車体後方の乗車区画を減らし、重量も10トン程度に抑えた(写真/オトカ) この画像の記事を読む