小径深リム&スーサイドドアの衝撃!
スポーツとラグジュアリーを絶妙ブレンド
「レッドブル東京ドリフト×湾岸BASE」のカスタムカー展示エリアで、ひときわ注目を集めていたHCR32型スカイライン。一見するとネオクラ系スポーツスタイルだが、細部まで目を向けると、その作り込みの深さに驚かされる1台だった。

足元には14インチのワーク・エクイップ01を装着。当時モノ特有の深リムデザインに加え、ムチムチなタイヤをツライチで履きこなすことで、どこか懐かしさも漂うスポーティなスタイルを完成させている。さらに、フロントにはGHOST EXPODロゴ入りのホイールカバーを追加し、独特なキャラクターを演出しているのも特徴だ。

エクステリアはエアロレスを基本としつつ、純正オプションのエアロフォルムバンパーやECR33タイプM純正リヤウイングを流用。しかもリヤウイングはベース部分をスムージングし、トランクと一体化させることで自然なシルエットへと仕上げられている。
オーナーの“てつや”さんが掲げたテーマは“トラックスタンス”。そのため、ドアノブや給油口はスムージングされ、ボディラインの美しさを重視したメイキングが施されている。エアロを追加すると逆に不自然になると判断し、あえてシンプルな方向性を選択したという。


そして、このクルマ最大の見どころが運転席側のスーサイドドア化だ。リヤドアは純正風に見せるため、ワンオフステーによってドアを開けた際に内側へ入り込む凝った構造を採用。さらに、車内側のドアノブ代わりにタイラップを使うなど、遊び心あふれる演出も盛り込まれている。

ちなみに助手席側は通常の前ヒンジ式で、フロントドアノブは完全スムージング仕様。開閉はリモコンキーで行うなど、細かな部分まで徹底的に作り込まれている。


インテリアも強烈だ。ダッシュボードやコンソール、ルーフまで赤いスエード調で統一し、スポーティながらラグジュアリーな空間を演出。GHOST EXPOD製ステアリングやシフト&サイドブレーキブーツも装着され、赤いアクセントによって世界観を統一している。

「スポーツとラグジュアリー、それぞれの良さを打ち消さないように落とし込みたかったんです!」と語るオーナーのてつやさん。
“GT-Rよりスカイラインが好き”。そんな想いをベースに、4ドアのHCR32という素材を最大限に活かして作り込まれたこの1台は、まさに“作戦勝ち”と呼ぶにふさわしいフルカスタムマシンだった。
●取材イベント:Red Bull Tokyo Drift 2026

