第19回
A PIT  AUTOBACS SHINONOME ZN8 GR86

オートバックス直営の旗艦店 A PIT AUTOBACS SHONONOME。昨年はZN8 GR86とFL5 シビックタイプRを持ち込み、それぞれ1分0秒623と1分1秒372をマークした。

GR86はHKS GTIIIタービンを装着したターボ仕様。ワンオフや試作品をいっさい使用せず、市販パーツのみにこだわって製作されたデモカーだ。今年はオリジナル車高調キット『HKS HYPERMAX GATE SPEC』の進化モデルを軸に、足まわりのセッティングを煮詰めて分切りを狙う。

第37回 筑波スーパーバトル2025時の仕様内容

TIME      1’00.623

DRIVER 木下みつひろ

CLASS  ストリート-レーシングラジアル-FR1

TIRE  ADVAN A08B 245/40R18

■車両重量1273kg

■最高出力372.4ps/6700pm ■最大トルク41.7kg-m/5000rpm

■ブースト0.7㎏/㎠

■HKS GTⅢ-RSボルトオンターボキット/12段オイルクーラー/リーガマックススポーツマフラー

■DRL ラジエーター

■A PIT East Cloud DELTABOX ECU

■モチュール300V POWER 0w-30

■ATS カーボンツインクラッチ/カーボンL.S.D.

■G-MAX SPECIAL L.S.D.オイル A PIT Ver

■ファイナルギア4.8

■HKS HIPERMAX GATE SPEC(F 5㎏/㎜ R 6.5㎏/㎜)

■ENDLESS キャリパー (F 6POTライト R S4R)/MX72 PLUSブレーキパッド/RF-650フルード

■TWS T-66F(18×9.0J inset50 A PITブロンズ)

■A PIT パフォーマンスボディキット

■HKS TYPE-Sリアウイング

ターボパワーとA08Bを受け止めるGATE SPEC

GTⅢ-RSターボキットなどにより最高出力は372.4㎰。タイヤは245/40R18のADVAN A08Bを履く。HKS HIPERMAX GATE SPECは極めて快適なドライブを約束するストリート向けのサスキットだが、ハイパワー&ハイグリップをサーキットで許容。1分0秒623はじつに凄いタイムなのだ。

バネレートはF 5kg/mm R 6.5㎏/mmで、タイム狙いの定番レートの半分から1/3ほどという軟らかさ。アライメントはサイドスリップもチェックして、走行抵抗を抑えたセッティング。

「サスキットがあっての結果」とA PITオートバックス東雲の田中智己さん。GATE SPECの開発とこの日のアタックを担った木下みつひろは「スプリングレートは低いが、ダンパーの減衰力でロールとピッチングのスピードを制御。攻めたドライビングでも、どのコーナーでも、タイヤに仕事をさせることができ、それがタイムにつながった」と話す。

ターボ仕様でファイナルギアは4.8

GTⅢ-RSボルトオンターボを搭載。設定ブーストはキット標準で、ECUを書き換えて過給器チューンに対応。風洞テストも施した大湯都史樹(スーパーフォーミュラ/スーパーGTドライバー)とのコラボとなるエアロパーツは空力と冷却に寄与。

HKS HIPERMAX GATE SPECのアッパーマウントでフロントキャンバーは約3°ほど。参考にNAから組んでいるファイナルギアの4.8は、ターボ化でもマッチ。

この仕様でのメンテナンスは?

→パイピングの断熱処理も重要

「NAでもターボでも、油温の上昇が早い。オイルクーラーの追加は必須で、油温と油圧の管理をしっかりやっています。オイルはモチュールの300V(0W-30)で、今回の走行では最大95℃付近。

安定したエンジン性能の維持には、エアフロが付くスロットルバルブ手前のパイピングに断熱処理もしています。計測が熱に影響されにくく、不要な補正が入るのを防げます」(A PITオートバックス東雲 田中智己さん)


■A PIT オ-トバックス東雲
東京都江東区東雲2-7-20
TEL03-3528-0357

https://www.apit-autobacs.com/