Porsche 718 Boxster
718ボクスター スタイルエディションのインテリア装備

今回の題材は982型「ポルシェ 718 ボクスター スタイルエディション」で、2022年11月に予約受注が開始された。撮影車両は2023年モデルだ。スタイルエディションには、ブラックのレザーパッケージ(チョークのコントラストステッチ付)、ステンレスドアエントリーガード(イルミネーテッド)、ポルシェクレストヘッドレストが装備されている。
撮影車両には、34万6000円のツートーンレザーインテリア(ブラック/クレヨン)をはじめ、本革の使用範囲を拡大させる12万2000円のレザーインテリアパッケージ(エクステンデッド)を装備。そして34万5000円の14ウェイ電動調整機構/メモリーパッケージ付スポーツシートが用意されている。

そのほか、無償オプションの助手席ラゲッジネット、9000円のスモーカーパッケージ、8万9000円のアルミニウムのPDKレバーなどが装備されている。
718ボクスターの乗降性、居住性

着座位置はスポーツカーらしく当然低いが、「911」と比べると若干サイドシルが細いため、足の運びはしやすい印象だ。スポーツカーらしく座面に腰を降ろしてから足を入れて投げ出すような姿勢で座らせる。
スポーツシートは、サイドサポート(土手)の張り出しもイメージほどは高くないため、日常使いでも無理を強いる印象はほとんどない。左右1枚ドアであるため、ドアを開く際に少し気を使うのと、駐車場のチケットなどを取る際は身体(腰)の上下動は大きくなる。

シートの操作部は座面横に配置されていて、前後スライドとリクライニング、シートハイト(前後別々に上下できる)、4ウェイのランバーサポート、座面前後長調整のサイサポート、ランバーサポートの設定が可能だ。

メモリースイッチは、インナードアハンドル横に配置している。運転席ドアにドアミラー調整、ウインドウの開閉スイッチを用意。同シートの機能は比較的多いが、操作部のレバーは珍しい設計ではなく直感的に操作できる。


シートはホールド性の微調整ができるだけでなく、座面前後長の調整代も大きい。座面前後長を最も長くした状態だと身長170cmの筆者の場合、膝裏あたりに干渉してしまい、座面前後長を最も短くした状態がしっくりくる。逆にいえば、長身の方や足の長い人でも太もも裏のサポート感は十分に確保できるはずだ。
スポーツカーとしては収納も必要十分

室内の収納スペースは、前席アームレスト下にあるセンタートレーをはじめ、フラップ式のドアポケット、助手席前の格納式カップホルダー(2つ)、USBタイプAソケットが備わる助手席グローブボックスなどとなっている。リモコンキー、スマホや財布、飲み物などの収納には困らないはずだ。

トランクは前後に2ヵ所配置される。オープナーは、運転席ドアのサイドシルにあるほか、リモコンキーの長押しでもロックの解除が可能だ。

フロントのトランク(フランク)は、約150Lの容量を確保し、機内持ち込みサイズのスーツケースであれば1、2個収納できそう。スクエアな形状ではないため、計測箇所によりバラつきが出るが、実測で深さ約360〜410mm、開口幅約650〜680mm、奥行き約400〜450mmとなっている。フランクには、「タイヤシーラント(補修液)」と「電動エアコンプレッサー」からなるパンク修理キットなどが用意されている。

リヤのトランクは、125Lとフロントよりも浅めだが、ソフトトップを閉じても干渉しない。こちらも実測で深さ約230〜250mm、開口幅約830〜850mm、奥行き約420〜460mm、横幅は最小値で約830mm、最大で960mmm程度確保されている。ボストンバッグであれば2〜3個入りそうだ。なお、エンジンオイルの補充もリヤトランクのキャップを外して行う。

前後トランク合わせて275Lの容量を確保するため、大人2人で数泊分の荷物は十分に積載できるはず。そのほか、レバー操作でシートの背もたれを前に少し倒せるため、2人乗車時でもシート後方にカバンやジャケットなども置ける。718ボクスターは、日常使いからロングドライブまでの快適性、実用性を十分に備えているといえるだろう。
