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MINI Crossover/ MINI Countryman

日本でのMINI人気を加速させた初代クロスオーバー

オースチン・ミニカントリーマン
オースチン・ミニカントリーマン

「MINI カントリーマン」は、クラシックMINI時代の1960年に登場した木枠のフレームが印象的なステーションワゴン「オースチン・セブン・カントリーマン」、モーリス版の「ミニ・トラベラー」に由来する。

2011年に日本に上陸した「クロスオーバー」は、MINI初の4枚ドアを採用し、MINIなのに大きいと揶揄されながらも一時期は、MINIシリーズの約半数を占めるほどのヒット作になった。

初代のMINI Countryman (02/2010)
初代のMINI Countryman (02/2010)

大きいと指摘されながらも初代R60型のMIINクロスオーバーは、全長4105×全幅1790×全高1550mmという機械式立体駐車場にも対応するBセグメント級SUVに収まっていた。後席の居住性、荷室の積載性はそれなりだが、4枚ドアによる乗降性が支持され、MINIシリーズをファミリー層にも提供したエポックメイキングなモデルだ。

2代目は、初代のBセグからCセグメントSUVに

2代目MINIクロスオーバー
2代目MINIクロスオーバー

2代目のF60型は、2017年にデビュー。「BMW X1」とプラットフォームを共有化し、ボディサイズは全長4315×全幅1820×全高1595mmまで拡大。Cセグメント級SUVに階級を上げたことになる。狭い道での取り回しや駐車場しやすさに影響が出た反面、サイズアップの恩恵は居住性、積載性に顕著に現れている。後席は130mmのスライドとリクライニングが可能で、初代の通常時350Lから同450Lまで拡大している。なお、MINIブランド初の量産プラグインハイブリッドの「クーパー SE クロスオーバー ALL4」も設定された。

通算3代目になる現行MINIカントリーマン
通算3代目になる現行MINIカントリーマン

3代目のU25型は、2023年11月に発表された。日本名のクロスオーバーから世界で使われている「カントリーマン」に統一された。全長4445×全幅1845×全高1660mmまでさらにサイズアップされた。前後席のショルダールームとヘッドクリアランスがさらに拡大し、内燃機関の後席は引き続き130mmのスライドが可能。荷室容量は、2代目の450Lから505L(内燃機関)と大幅に引き上げられている。3代目には、EVバージョンも設定され、FWDと4WDから選択できる。

初代クロスオーバーの中古車平均価格は約65万円

初代のMINI Countryman (02/2010)
初代のMINI Countryman (02/2010)

初代クロスオーバーは、2011年のデビューから15年が経っているが、物件数は豊富に揃っている。2026年5月中旬時点の中古車平均価格は、65万円前後。航続距離10万〜15万kmオーバーの個体であれば50万円切りもめずらしくない。BMWとPSAが共同開発した「Prince」エンジンは、タイミングチェーンの伸び、高圧燃料ポンプ不良、ウォーターポンプ漏れなどのトラブルが多いようだ。ディーゼル車はEGRバルブ、インテークへのススの蓄積などに要注意。そのほか、電装系や内装の劣化、足まわりに手を入れたカスタマイズ済み車両の劣化にも注意を払いたい。

2代目の中古車平均価格は260万円前後

2代目MINIクロスオーバーのリヤスタイル
2代目MINIクロスオーバーのリヤスタイル

初代から大幅にサイズアップを果たした2代目クロスオーバーは、中古車平均価格は260万円前後まで跳ね上がる。正規販売店が扱う認定中古車を中心に、登録未使用車が多く、新車同然の個体から150万円以下の物件までバラエティに富んでいて物件数も初代よりも多い。

初代よりも後席の居住性が向上
初代よりも後席の居住性が向上

2023年式の350万円以上の価格帯が最大のボリュームゾーンで、登録未使用車もしくは5万km以下の低走行距離の個体となっている。予算が許せば狙う手もあるだろが、もうひとつのボリュームゾーンである2017年式で、170万円以下の物件は中古車としての旨味を感じさせる。コンディションの確認は欠かせないが、走行距離5万〜8万km程度の個体も選べる。また、プラグインハイブリッドの流通量は少なめで、内燃機関を探すのがより現実的だろう。

2代目MINIクロスオーバーのインパネ
2代目MINIクロスオーバーのインパネ

2代目の注意点は、エンジンマウントの劣化をはじめ、冷却系やディーゼル車のスス詰まりなどがあるが、初代よりも信頼性は高まっている。

カントリーマンに名を変えた通算3代目

3代目MINIカントリーマンのリヤビュー
3代目MINIカントリーマンのリヤビュー

通算3代目、車名をカントリーマンに変えた現行型は、初代、先代よりも流通量は少なく、先代と比べると半分以下となっている。中古車平均価格は約450万円で、2025年モデルの460万円台がボリュームゾーンとなっている。新車価格帯の480万〜683万円に対し、現時点の価格帯である330万~650万円からも分かるが、まだ中古車ならではの価格面のメリットはそれほど実感できない。また、EV仕様も流通し始めていて、台数は50台前後、航続距離451kmの4WDが比較的多くなっている。

一気に先進的になった現行型のインパネ
一気に先進的になった現行型のインパネ

現行カントリーマンは、登録未使用車はもちろん、走行距離も短く、5万kmを超える個体はほとんどない。3代目が欲しくて中古車でも構わないのであれば、少しでもお得なプライスタグを下げる物件を探すのもアリかもしれない。

お得度合いで選ぶのなら初代クロスオーバーが圧倒的で、流通量もまだ多いのが魅力だ。現在からするとコンパクトなボディサイズは、長短それぞれあるが、狭い場所での機動力を重視しつつ、4人で乗車することもあるのなら狙い目。 価格もボディサイズも信頼性も高まる2代目は、初代のような取り回しの良さがなくなった反面、後席にも乗車したり、積載性も重視したりするファミリー層に最適だ。まだ現行カントリーマンが高値安定ということを考えると、通算3代目の中でベストチョイスといえ

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