シリーズ式ハイブリッド「e-SMART HYBRID」の軽自動車への展開を期待

ダイハツの軽ハッチバック「ミライース」が、約10年ぶりとなるフルモデルチェンジを迎える可能性が高まっている。現行型は2017年に登場した2代目で、発売から8年以上が経過。認証不正問題の影響で見直されたとされる開発計画も再び動き始めたとみられ、次期型の行方に注目が集まっている。

ダイハツ ミライース

DNGAで基本性能を全面強化

ミライースは2011年、「第3のエコカー」をコンセプトに誕生した。低価格と優れた燃費性能を武器に、軽自動車市場のエントリーモデルとして独自のポジションを築いてきた。

当初は2024年前後のフルモデルチェンジも噂されていたが、認証不正問題による生産・開発体制の見直しで投入時期は延期されたとみられる。

ダイハツ ミライース 次期型 予想CG

次期型では、ダイハツの新世代プラットフォーム「DNGA(Daihatsu New Global Architecture)」の採用が有力だ。軽量・高剛性ボディによる操縦安定性や乗り心地の向上に加え、安全性能や静粛性も大きく進化すると予想される。

スクープ班が制作した予想CGでは、シャープなヘッドライトと横基調のフロントフェイスを採用。LEDライトバーを組み合わせることで先進性を演出するとともに、空力性能を意識したシンプルで機能的なデザインに仕上げている。

ハイブリッド仕様にも期待、最新スマートアシスト搭載か

パワートレインは660cc直列3気筒自然吸気エンジンを継続採用する可能性が高い。一方で、シリーズ式ハイブリッド「e-SMART HYBRID」の軽自動車への展開を期待する声も少なくない。

同システムはエンジンを発電専用とし、駆動はモーターが担うシリーズハイブリッド方式である。市街地での燃費性能や静粛性に優れ、エコカーとしてのキャラクターをさらに高める選択肢となり得る。ただし、現時点で採用は正式発表されておらず、今後の開発動向が注目される。

安全装備では、最新版「スマートアシスト」の採用が有力視される。衝突被害軽減ブレーキや誤発進抑制制御、車線逸脱警報など運転支援機能の強化に加え、ACC(アダプティブクルーズコントロール)など、装備の充実にも期待がかかる。

発売時期は2027年内が有力とみられ、ライバルはスズキ『アルト』、日産『デイズ』、ホンダ『N-ONE』など。価格は現行型の100万円を切る戦略から見直される可能性が高く、装備の充実や原材料価格の上昇を踏まえると、110万円前後からの設定が有力だろう。

低価格・低燃費というミライース本来の価値を維持しながら、DNGAによって基本性能をどこまで引き上げられるか。次期型は、ダイハツの軽自動車戦略を占う重要モデルとなりそうだ。