サイドカー側にもテールランプと左ウインカーを装備。しっかりと法規に対応した本格的な側車仕様となっている。

子供の送り迎えから始まったサイドカー生活

丸っこいサイドカーが装着されたJA10型スーパーカブ110。

サイドカー風のラゲッジボックスを装着したカブは時折見かけるものの、この車両に装着されているのは本物のサイドカーだ。しかも大人が乗車できるサイズを持ち、実際に公道走行が可能な本格派仕様となっている。

製作したのは国産サイドカーメーカーとして知られるエムクラフト。装着されるTC1はモンキーやエイプなどの小排気量車向けに開発されたモデルで、小柄な車体との相性も抜群だ。

エムクラフト製TC1サイドカーは全長1200mm、全幅600mm。8インチホイールを採用し、スクリーンやトノカバーも標準装備される。

家族の時間を増やしてくれた特別な一台

もともとオーナーの戌さんがスーパーカブを購入した理由は、小学生だった子供を学童保育へ送り迎えするため。

タンデムでは不安な場面もあるため、何かいい方法はないかと探していた時に出会ったのが、このサイドカーだった。

ラゲッジ専用ではなく大人でも乗車可能なサイズを確保。シートベルトも装備されており、安全性にも配慮されている。

子供はもちろん大喜び。送り迎えはいつしか親子のちょっとしたツーリング時間へと変わっていった。

現在、お子さんは中学生となり、以前のように乗る機会は減ってしまったそうだが、「あの頃は楽しかったですね」と語るオーナーの表情はとても印象的だった。

法律上は高速道路も走れる!?

戌さんのカブは正式に側車付軽二輪登録されているため、ナンバーも250ccクラスと同じ白ナンバーとなる。

法律上は高速道路の走行も可能だが、エンジンはノーマルのままなので実際にはそこまでの速度は出ないとのこと。もちろんオーナー自身も高速道路を走る予定はないそうだ。

車体側にはアウトスタンディング製ダブルシートを装着。座面も広く、親子3人でのお出かけにも対応できる。

車体側にはアウトスタンディング製ダブルシートを装着しているため、理論上は親子3人でのツーリングも可能。

「ぜひ次回は家族3人で奈良カブに来てくださいね」

そんな言葉を思わず掛けたくなる、なんとも幸せなスーパーカブだった。

ディテールチェック

スクリーンはサイドカー標準装備品。その下にはドライブレコーダー用カメラも設置され、安心してツーリングを楽しめる仕様だ。

撮影したのはこのEVENT!

「奈良カブミーティングVol.13」
■日時:2022年10月3日(日)
■開催地:唐子・鑓遺跡史跡公園(奈良県)

こちらの車両は日本一参加者が集うカブイベント「奈良カブミーティング」で撮影されたもの。詳細はこちらのSNS(奈良カブ)をチェック!


【モトチャンプ】