フロント19インチ、リア16インチの大径ホイールを組み合わせた独自のディメンション。オフロードマシン顔負けの迫力あるシルエットを作り上げている。

フロント19インチ&リア16インチの本気仕様

頑丈なフレームを持つスーパーカブとオフロードスタイルの相性は抜群だ。しかし、ここまで脚長なオフロード仕様となるとかなり珍しい。

これだけの最低地上高があればロックステージでも余裕でクリアできそう。このカブ、見た目だけではなく本気でエンデューロレースにも参戦しているのだ。

フロントフォークにはヤマハDT50用を流用し、スイングアームはカブPRO用を加工して装着。そこへフロント19インチ、リア16インチのアルミリムを組み合わせることで、まるでトレールマシンのようなスタイルを実現している。

最低地上高も十分に確保されており、ロックセクションや深い轍でも問題なし。実際にこの車両はエンデューロレースへ参戦しており、見た目だけではない本物の走破性を備えている。

107ccエンジンとアップマフラーで戦闘力アップ

エンジンは中国製107ccユニットへ換装され、吸気にはケーヒンPC20キャブレターを組み合わせる。

マフラーは自作の左出しアップタイプ。車種不明のサイレンサーを組み合わせている。それにしてもキーシリンダーの位置、熱くない?

排気系は自作のアップマフラー仕様。軽量ジェネレーターや強化クラッチも投入されており、ハードなエンデューロコースでもグイグイ前へ進んでいける実力派だ。

さらにアルミ製のお弁当箱を加工したエアクリーナーボックスや、スクーピー用ショートレバーの流用など、小技の効いたアイデアも満載。競技車両としての性能だけでなく、作り手のセンスも光る1台となっている。

爽やかなカラーリングと「カブピス」の世界観

ハードなエンデューロ仕様でありながら、車体全体を包むのは白と青を基調とした爽やかなカラーリングは、もちろん「カルピス」をオマージュしたもの。

「カブピス」のロゴや水玉模様、「カラダにピース」のキャッチフレーズなど、遊び心満点に仕上がっており、思わずニヤッとさせてくれる。

泥まみれになって遊ぶためのオフロードカブなのに、どこかポップで楽しそう。

悪路でも笑顔で走る。そんなオーナーの遊び心が、そのままマシンのキャラクターになっている。

ディテールチェック

純正サイドカバーは大胆に加工してスリム化。フレームには補強も追加されており、ハードなコースを走ってもビクともしない剛性感を確保している。
スイングアームはカブPRO用を加工して製作。リアハブにはプレスカブ用のビッグドラムを組み合わせ、リアショックの取り付け位置も変更している。

撮影したのはこのEVENT!

「奈良カブミーティングVol.13」
■日時:2022年10月3日(日)
■開催地:唐子・鑓遺跡史跡公園(奈良県)

こちらの車両は日本一参加者が集うカブイベント「奈良カブミーティング」で撮影されたもの。詳細はこちらのSNS(奈良カブ)をチェック!


【モトチャンプ】