最大の特徴は、経験や目的に応じた、きめ細かなクラス分けだ。岡山国際サーキットを5回以上走行した上級者向けのタイム計測付きクラスをはじめ、走行経験者向け、自身のペースで楽しむクラス、インストラクター先導の『カルガモ走行』、家族や友達を乗せて走れるサーキット体験まで、全5カテゴリーを設定。ビギナーからエキスパートまで、スキルに応じて国際コースを楽しめる。

また、ゲストドライバーも荒聖治、井入宏之、奥本隼士、小高一斗、小山美姫、阪口良平、塩津佑介、中山雄一と豪華な顔ぶれ。参加費以上に満足度が高いのが、人気の理由といえるだろう。

今回はPROXESブランドの、しかも、超ハイグリップのR888R系ではなく、R1RやSport 2といったスポーツラジアルを履いて参加のエントラントをインタビュー。タイヤのグリップに頼り過ぎない、サーキットの楽しみ方が見えてくる。

NBロードスター 田岡 護さん

TOYO PROXES R1R(195/50R15)

知人に誘われたのをきっかけにサーキット走行を始めて7〜8年。現在の愛車は2〜3年前に譲り受けたもので、岡山国際サーキットを中心に年1〜2回の走行を楽しんでいる。

エンジン本体はほぼノーマルのまま、吸排気やラジエーター、車高調を変更し、ロールバーを装着。LSDやブレーキには大きく手を加えず、基本性能を活かして腕を磨く仕様だ。

タイヤ選びで重視したのは、適合サイズと性能に対する価格の安さ。十分なグリップを備えながら、軽量でパワーが控えめな車両の特性を損なわず、街乗りにも使いやすい点を評価する。

走り方次第ではサーキット走行10回以上も使用でき、性能、耐久性、ランニングコストのバランスに不満はないという。過度なハイグリップを求めず、車格に合った扱いやすさを味わっている。

アウディTT-RS 西脇精一さん

TOYO PROXES Sport2(245/35R19)

約10年前にサーキット走行に復帰。現在は岡山国際サーキットやオートポリスで走りを楽しんでいる。

クルマはシートの交換以外、ブレーキを含めてほぼノーマル。学生時代に使用していたRECAROをいまも装着し、過度なチューニングを施さず、本来の性能を引き出すスタイルだ。

タイヤは、このイベントへの参加をきっかけに選択。純正の20インチから、手持ちの19インチホイールへインチダウンし、コストを抑えながら街乗りとサーキット走行を両立している。

日常走行では静粛性に不満はなく、高速域やサーキットでも安定感は十分。岡山国際では1分53秒台を記録しており、ノーマルに近い車両でも安心してスポーツ走行を楽しめると話す。速さだけを追うのではなく、普段使いを犠牲にせず、無理なく長く走れるバランスのよさを気に入っている。

GRヤリスRC ツカモトノリオさん

TOYO PROXES Sport 2(245/35R18)

約10年のサーキット走行歴があり、3年ほど前まではF4でレースに参戦。鈴鹿や菅生など各地を走った経験を持つ。

現在の愛車は高齢者施設の巡回や点検にも使用する仕事用の車両であり、普段使いを損なわずサーキットも楽しめる仕様を追求。

車高調キットに加え、フロントブレーキのキャリパー、パッド、ローターを強化。大容量ラジエーターも装着する一方、シートを含むその他の部分はノーマル。

タイヤ選びでは、十分なグリップに加え、ウエット性能やロードノイズ、さらに、ブロックが崩れずきれいに摩耗することを重視。通勤からスポーツ走行まで幅広く使え、雨天時にも安心できる点を高く評価する。岡山国際ではベスト約1分50秒を記録しており、普段乗りを前提としながら本格的な走りにも対応する、オールマイティな性能に不満はないという。

CR-Z @Takaさん

TOYO PROXES R1R(225/45R16)

サーキット走行は年に1回程度、自身のペースで楽しんでいる。

以前の愛車を遊び用として残したもので、足まわりやエンジンはほぼノーマル。ブレーキパッドとエアクリーナーフィルターのみを交換し、大掛かりなチューニングは行わず、気軽に走れる仕様だ。

タイヤは、リーズナブルな価格と口コミで評価されていたグリップ性能に惹かれて選択。以前装着していたハイグリップタイヤから履き替える際、インチは変えずに幅を広げ、接地を高めている。

実際のサーキット走行でもグリップに不足はなく、不満はないという。ハイパワー車のような絶対的な速さを求めるのではなく、ほぼノーマルの車両で無理なく楽しむスタイルには十分な性能。価格とグリップのバランスがよく、気軽にサーキットを続けたいユーザーにはベストと話す。

レクサスLBX MORIZO RR くまちゃん

TOYO PROXES Sport 2(245/45R19)

街乗りを主体に、サーキット走行も楽しめる仕様を目指し、車両はスプリング、ブレーキパッド、フルードの交換とアライメント調整にとどめている。

タイヤ選びでは、ハイグリップ性能だけでなく、静粛性や乗り心地も重視。車重があり、快適性にも優れる車両のキャラクターを考えると、コンフォート寄りのスポーツ性能が最適と考えた。

実際、街中や高速道路ではロードノイズが抑えられ、サーキットでも十分なグリップと剛性感を発揮。電子制御による素直な旋回特性とも相性がよく、走行後のトレッドもきれいに摩耗していたという。

純正装着タイヤと比べても、快適性とスポーツ性の総合的なバランスに優れると高く評価。過度に足まわりを固めず、普段使いを犠牲にしない車両で走りを楽しむには、非常に相性のよいタイヤだと満足している。

CE9AランサーエボリューションⅢ 前田玲さん

TOYO PROXES R1R(205/55R16)

15年以上所有する愛車は、かつてのラリー経験を活かした競技車ライクな仕様。

エンジンはノーマルを維持し、オーバーホールしたダンパーや、低温から効くラリー用ブレーキパッド、バケットシート、ロールバーなどを装着。現在は競技への参戦よりもラリーのオフィシャル活動が中心で、時折サーキット走行を楽しんでいる。

タイヤは、選択肢の限られる16インチに適合サイズが用意されていることからチョイス。絶対的なグリップでは競技用タイヤに引けを取るものの、雨天時の安心感や、滑り始めの挙動がつかみやすい点を高く評価する。

アクセルやブレーキによる荷重移動が素直に挙動に表れ、コントロール性も良好。過度なグリップに頼らず、クルマを操る感覚を磨きたい初心者にも適した、扱いやすく気持ちよく走れるタイヤという評価。


■TOYO TIRES

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