剛性 強度 軽量 意匠を
機能美として完成させた

ENKEI Performance Line PF09

今日のクルマは、高出力化が進んでいる。ボディは重厚で、大型ブレーキの装着車も多い。タイヤのグリップも高まっている。

エンケイのパフォーマンスラインは、スポーツ性とデザイン性を融合させたシリーズ。購入者が愛車の性能を発揮させて楽しめるようPF09の開発で重視されたのが剛性、強度、重量、意匠の高次元でのベストバランスだ。一般にホイールはスポークが厚く、本数が多いほど、入力を効率よく受け止めるという。

5穴ホイールなら、たとえば10本や15本のほうがバランスを取りやすい。でもPF09のスポークがスリムな9本なのは、企画時点で機能を満たしながらより軽くつくることができ、ルックスでも迫力ある外観のクルマにも似合う、アグレッシブさが出せると確信したからだ。

長年、同社はレース用ホイールを数々のチームに供給している。その過程で蓄積し、進化し続ける、誇るべきホイールの設計技術を有する。それがPF09にも反映されている。

ホイール中央はハブ取付部の裏面といずれも剛性確保には大事な部分。軽量化はナットホール付近にとどめ、スポークも太さを残す。

立体感の強い、流麗なスポークのベントカーブ。スポークのショルダーや、スポークの途中からリムに向かう形状の巧みな処理。スポークとダブルフランジを採用するリムとの、凝った形の連結方法など。それこそが技術を駆使し、剛性、強度、軽量、意匠のテーマに沿ってつくられたものだ。

スポークの肩とリム付近の巧みな処理が強度と軽量化に寄与。ダブルフランジとの連結形状は力を逃がしつつ、外周の重量増も抑える。

おおまかにいうと、基本とするホイールの設計図をCAE解析に掛け、力の受け方を見極めながら、機能に影響しない贅肉となる箇所を段階的に削ぎ、全体像が詰められた。その結果に若干、デザイン面の補正を加え、まとめ上げた。「機能美にこだわった9本スポーク」と謳っているが、まさに言葉のとおり。

リムはつねに更新される独自のMAT プロセスで成型され、強度と軽量化を両立。

補足するとホイールの完成重量に深く関わるリムは、独自の工法MATプロセスで仕上げた最新仕様である。その強さは鋳造製で鍛造製と肩を並べ、気になる重量は、シリーズ中ではおおよそPF01に次ぐ軽さ。パフォーマンスラインの中では上位につける。

重量軽減に妥協をしない開発姿勢。表からは見えないスポーク裏面も9本すべてが、ストレスの掛からない部分を肉抜きされている。

最大サイズ(現在廃番)の18×10.5Jですら、約10.1kgだ。設定は15インチから18インチまでと広く、国産車も輸入車もカバーする。ディスクフェイスにはフロント、リアの各タイプがあり、リアタイプはコンケイブが際立つ。

カラーは渋めの選定で、ダークシルバーとマットダークガンメタリックの2色展開となる。


■エンケイ

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