BMW M Hybrid V8

特別リバリーとレーシングスーツ

今回、スパイダーマンを描いた専用リバリーを採用。ふたりのドライバーも特別なレーシングスーツを着用している。
今回、スパイダーマンを描いた専用リバリーを採用。ふたりのドライバーも特別なレーシングスーツを着用している。

2026年8月2日、IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権第8戦「モチュール・スポーツカー・エンデュランス・グランプリ」が、ウィスコンシン州エルクハート・レイクのロード・アメリカで開催された。今シーズン初勝利を狙ったBMW M・チームWRTだったが、2台の「BMW M ハイブリッド V8」はテクニカルトラブルに見舞われ、その夢は叶わなかった。

今回のレース、BMW M ハイブリッド V8 24号車(シェルドン・ヴァン・デル・リンデ、ドリス・ヴァントール)は、現在日本でも公開中の映画『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ(Spider-Man: Brand New Day)』とコラボレーション。スパイダーマンをイメージしたカラーリングやレーシングスーツを導入している。

土曜日の予選では、24号車のヴァン・デル・リンデが3番手グリッドを獲得。最初のピットストップ後にはトップへ浮上し、ヴァントールにバトンを渡すまで首位の座をキープした。しかし、レースが中盤に差しかかると状況は一変。24号車はリスタート時にポジションをいくつか失い、その後ブレーキトラブルが発生。リタイアを余儀なくされた。悔しい結果に終わったヴァントールは、次のようにレースを振り返った。

「レース中盤までは本当に素晴らしい展開でしたが、そこから流れが悪い方向へ向かってしまいました。まずピットストップでタイムとポジションを失い、その後のリスタートではコースオフもありました。首位を走りながらリタイアすることになったのは、本当に悔しいです。ただ、この高速サーキットでブレーキに問題を抱えたまま走り続けるのは危険すぎました」

24号車は冷却系トラブルで7位に終わる

レース前半、攻めた戦略により順位を上げた24号車だったが、冷却系トラブルに見舞われ7位でレースを終えた。
レース前半、攻めた戦略により順位を上げた24号車だったが、冷却系トラブルに見舞われ7位でレースを終えた。

厳しい予選を戦ったBMW M ハイブリッド V8 24号車(フィリップ・エング、マルコ・ヴィットマン)は、その後巧みなレース戦略によって上位に返り咲いたものの、今度は冷却系トラブルが発生。長時間にわたるピットでの修復作業を余儀なくされ、最終的に7位でレースを終えた。BMW Mモータースポーツの代表を務めるアンドレアス・ルースは、厳しいレースを終えて以下のように総括している。

「非常に悔しい結果になりました。技術的なトラブルによってリタイアしたり、順位を落としたりするのは、いつだって本当に辛いものです。レースウイークを通してこれほど高い競争力を見せ、優勝を十分狙える状況にありながら結果を残せなかったことは、なおさら厳しい思いです」

「今シーズンのIMSAシリーズにおいて懸命に努力を続けながら、それに見合う結果が得られていません。あらためてチーム全員に申し訳なく思います。BMW M ハイブリッド V8はシーズンを通じて高い信頼性を示してきました。だからこそ、今回のトラブルの原因を徹底的に調査する必要があります」

レースはキャデラック・ウェイン・テイラー・レーシングのキャデラック Vシリーズ.R 10号車(フェリペ・アルブケルケ、リッキー・テイラー)が勝利。2位にはJDC-ミラー・モータースポーツの「ポルシェ 963」5号車(ティメン・ヴァン・デル・ヘルム、ラウリン・ハインリヒ、ケイレン・フレデリック)が入っている。

IMSA第8戦「ロード・アメリカ」を動画でチェック!

WEC第4戦サンパウロ6時間において、「BMW MハイブリッドV8 15号車」が勝利を飾った。

「BMW MハイブリッドV8」がWECサンパウロ6時間優勝で今季2勝目「フェラーリ499Pは2位」【動画】

2026年シーズンの世界耐久選手権(WEC)第4戦「サンパウロ6時間レース」の決勝レースが7月12日に開催され、「BMW M ハイブリッド V8」15号車(ケビン・マグヌッセン、ラファエル・マルチェッロ、ドリス・ヴァントール)が勝利を飾った。BMW M・チームWRTは、第2戦スパ6時間に続くシーズン2勝目。2位には「フェラーリ 499P」51号車、3位には「キャデラック Vシリーズ.R」12号車が入っている。