BMW M Hybrid V8

序盤から上位をキープしたBMW15号車

WEC第4戦サンパウロ6時間において、「BMW MハイブリッドV8 15号車」が勝利を飾った。
4番手グリッドからスタートしたBMW M ハイブリッド V8 15号車が、序盤から上位をキープ。シーズン初勝利を手にした。

WEC第4戦サンパウロ6時間レースは、ブラジル・サンパウロのインテルラゴス・サーキットを舞台に、7月12日に決勝レースの火蓋が切って落とされた。「BMW M ハイブリッド V8」15号車は、予選・ハイパーポールで4番グリッドを獲得し、2列目からレースをスタート。15号車のスタートドライバーを担当したマグヌッセンは、レース序盤の段階で2番手に浮上。優勝争いに向けて絶好のポジションを手にすると、続くマルチェッロも順調なペースでレースを進め、最終スティントのヴァントールへとバトンを繋いだ。

最後ピットストップ後、ヴァントールが首位に立ち、そのまま2位の「フェラーリ 499P」51号車(アレッサンドロ・ピエール・グイディ、ジェームス・カラド、アントニオ・ジョヴィナッツィ)に2秒254差をつけてトップフィニッシュ。6秒687差の3位には「キャデラック Vシリーズ.R」12号車(ウィル・スティーブンス、ノーマン・ナトー)が続いた。

フィニッシュドライバーとしてシーズン初勝利を手にしたヴァントールは、次のように喜びを語っている。

「正直、決勝レースはマシンに乗り込んだ直後からしっくりとした感覚がなく、体調もあまり良くありませんでした。それでも、何とか最後まで走り切るために深呼吸をしながら耐え続けることになりました」

「それでも優勝できたことが本当にうれしいです。BMW M・チームWRTは素晴らしい仕事をしてくれました。そして、ここまで来るには長い時間がかかりましたし、私たちは本当に懸命に努力を重ねてきました。その成果をこうして形にできたことが、本当に最高の気分です」

予選11番手から499Pが表彰台を獲得

得意とは言えないサンパウロにおいて、フェラーリ 499Pだったが、51号車が予選11番手から2位表彰台に上がって見せた。
得意とは言えないサンパウロにおいて、フェラーリ 499Pだったが、51号車が予選11番手から2位表彰台に上がって見せた。

一方、予選で苦戦したのが、第2戦スパ6時間を制し、前戦のル・マン24時間レースで2位に入った、BMW M ハイブリッド V8 20号車(ロビン・フラインス、レネ・ラスト、シェルドン・ヴァン・デル・リンデ)だった。16番グリッドからレースをスタートしながらも、ミスのない走りと優れた戦略によって着実に順位を上げ、最終的に6位まで挽回している。

これで今シーズン、ハイパーカークラス2勝目を挙げたBMWが、トヨタに代わってマニュファクチャラーズ選手権トップの座を奪還。6位でまとめた20号車のフラインスとラストが、ドライバーズ選手権ランキング首位に立っている。

シーズン初勝利を狙ったフェラーリだったが、高低差の大きいサンパウロは、499Pにとって厳しい展開となることが予想されていた。それでもフェラーリAFコルセは、タイヤマネジメントとピットストップ戦略を積極的に変更し、ミスを最小限に抑えてみせる。499P 51号車は予選11番手からレース後半には優勝争いに加わり、BMW 15号車に続く2位でレースを走り切った。最終スティントを任されたカラドは、次のようにレースを振り返った。

「素晴らしい結果を残すことができました。正直、サンパウロで表彰台に上がれるとは予想していませんでした。ほぼ完璧なレース運びで、この素晴らしいリザルトを実現できたことは誇りに思うべき成果です。この後のシーズンも同じように全力を尽くし続ける必要があります。そうした姿勢が結果につながると、今回改めて証明されました」

WEC第4戦「サンパウロ6時間」を動画でチェック!

WEC第2戦スパ6時間が、ベルギーのスパ・フランコルシャンを舞台に開催された。

【WEC】BMWが世界耐久選手権で27年ぶりに勝利!「スパ6時間レースで1-2フィニッシュ」【動画】

2026年シーズンFIA世界耐久選手権(WEC)第2戦「スパ・フランコルシャン6時間レース」決勝レースが5月9日に開催され、BMW M・チームWRT「BMW M ハイブリッド V8」20号車(ロビン・フラインス、レネ・ラスト、シェルドン・ヴァン・デル・リンデ)が優勝。BMWが実に27年ぶりとなる国際耐久シリーズでの総合優勝を飾った。2位にBMW M ハイブリッド V8 15号車、3位には「フェラーリ 499P」50号車が入った。