Mercedes-Benz C 300 e Sedan
内燃機関搭載モデルを大規模刷新

メルセデス・ベンツは、ICEを搭載する「Cクラス」のセダンとステーションワゴンに、モデル史上最も大規模なアップデートを実施し、全面的に刷新した。Cクラス改良新型は、高い信頼を獲得してきた従来型の長所を受け継ぎながら、大幅な進化を達成。具体的には新たなエクステリアデザイン、高品質なインテリア、電動化されたハイテク内燃エンジン、直感的に操作できるデジタル技術などが挙げられる。
パワーユニットは、48Vマイルドハイブリッドシステムを採用した高性能なガソリンとディーゼル、さらにプラグインハイブリッドモデルまで幅広くラインアップ。様々なライフスタイルを持つカスタマーのニーズに応えるパワートレインが揃えられた。今回導入された全てエンジンが、効率性、パフォーマンス、そして今後のEU7排出ガス規制への対応を重点項目として改良が施されている。
すべてのエンジンバリエーションが、発表時点から受注を開始。ドイツにおける価格はエントリーモデルの「C 200 セダン」が4万1045ユーロから。メルセデス・ベンツ・グループAGのセールス&カスタマー・エクスペリエンス担当取締役のマティアス・ガイゼンは、Cクラス改良新型について次のようにコメントした。
「Cクラス改良新型は、継続性と革新性が決して相反しないことを証明しています。スポーティなエレガンス、電動化されたハイテクパワートレイン、そして最新の『MB.OS』によって実現したインテリジェントなサポート機能を備えています。ドライバーが本当に必要としているもの、実績に裏付けられた信頼性と日常生活に真の付加価値をもたらす革新的なテクノロジーを提供します」
存在感を増した新たなエクステリア

Cクラス改良新型は、ひと目でCクラスだと分かるエクステリアを継続。これまで以上に存在感を増したアピアランスを手にした。フロントとリアのデザインを細部にわたってシャープに磨き上げ、特徴的なスポーティなシルエットに、力強く表情豊かな存在感が与えられている。
初採用されたメルセデスの最新デザイン要素イルミネーテッド・ラジエターグリルをはじめ、スターモチーフの新型ヘッドライトとテールライト、力強く彫刻的な造形のバンパーによって、さらに個性的なスタイルを獲得した。
ラジエーターグリルは、より縦方向を強調したデザインに変更。クローム調のホットスタンプ加工を施したスリーポインテッドスターが、メルセデス・ベンツ独自のパターンを形成し、グリルに個性的な立体感を与えている。クロームの外周部にはLEDライトガイドを組み込み、グリルを明るく浮かび上がらせる。販売市場によっては、センターのスリーポインテッドスターもイルミネーション仕様となる。
ハイグロスブラックのコントラストパネルが、クロームグリルとヘッドライトを視覚的につなぎ、エレガントでシームレスなユニットをかたち作る。デイタイム・ランニング・ライトにスターモチーフ・デザインを導入したことで、昼夜を問わずCクラス改良新型だと識別できるようになった。また、セダンはテールライトにもスターモチーフ・デザインを導入されている。
バンパーはボリューム感のある面構成と、精緻かつダイナミックに流れるエッジを備えた力強い形状に。フロントバンパー側面に配されたハイグロスブラックのインサートと、繊細なクロームトリムがワイド感を強調し、フロントアンダーガードのクロームトリムストリップがエレガントなアクセントを加える。
エクステリアカラーは、深みのある新色「ラベンダーシルバーメタリック」と「ムーディースカイグレーメタリック」2種類を追加。Cクラス改良新型が持つクラシカルなエレガンスを引き立てながら、色彩に革新的な解釈を添えている。
最新AIを複数組み合わせた車載システム

インテリアは、エレガンス、快適性、インテリジェントなテクノロジーがシームレスに融合し、パーソナルな安らぎの空間を実現した。「Sクラス」改良新型から採り入れられたデザイン要素を盛り込みながら、Cクラスのインテリアが持つスポーティなDNAをさらに発展。総合的な快適性と日常における洗練を融合した、エレガントな空間が完成している。
コクピットの12.3インチメーターパネルは必要な情報を高解像度で表示。11.9インチ縦型センターディスプレイは、トリム面から浮かび上がるように配置され、車両の主要な機能へとアクセスできる。新形状のマルチファンクションステアリングホイールは、人間工学に則り、直感的に操作できるようにアップデート。ロッカースイッチを介してクルーズコントロールや「DISTRONIC」を操作し、ローラーで音量調整を行う。
最新世代「MB.OS」を基盤とする第4世代「MBUX」を搭載。車載インフォテインメントシステムは、ChatGPT、Microsoft Bing、Google Geminiの人工知能(AI)を組み合わせ、それぞれの状況に応じて異なるAIモデルを活用できるようにした。マルチエージェント方式によって、MBUXバーチャル・アシスタントは、知識豊富なパートナーのように、複雑で複数の要素からなる会話にも対応する。
一般的な知識やナビゲーション、目的地に関する質問に幅広く答えられるだけでなく、現在の株価や通貨換算までもサポート。天気予報だけでなく、スキー旅行に向けたゲレンデのコンディションに関する情報まで提供できるようになった。3種類のアバターが用意され、よりパーソナルなインタラクションを可能にした。
インテリアのサーフェイス、ステッチ、素材は、細部まで徹底的にこだわって選定された。新たに2種類のシートカラーと3種類のトリムエレメントを追加し、パーソナライゼーションの幅を拡大する。
高級ファッションの世界からインスピレーションを得た「ウォームビーチブラウン」は、エレガントで居心地のよいインテリア空間を演出する。「ARTICO」人工皮革、レザー、ナッパレザーで選択可能となる。深みのある「チェリーレッド」は「ARTICO」人工皮革のシートに設定される。
「Cクラス ステーションワゴン」改良新型は、エレガンスと日常における高い汎用性を融合。使い勝手に優れた広いラゲッジスペースを備え、仕事、家族との時間、レジャー、旅行など、さまざまな用途において、より高い柔軟性と実用性を提供する。ラゲッジルーム容量は通常時が490L、リヤシートのバックレストを倒すことで最大1510Lまで拡大する。
ガソリンとディーゼルを幅広く展開

Cクラス改良新型は、現在のユーザーが必要とするパワートレインが、豊富に取り揃えられた。将来の排ガス規制にも対応できるガソリンとディーゼルに加え、高効率プラグインハイブリッドもラインナップする。
2.0リッター直列4気筒ガソリンターボと2.0リッター直列4気筒ディーゼルターボは、統合型マイルドハイブリッド技術により、効率性とパフォーマンスを新たなレベルへと引き上げた。すべてのエンジンに第2世代の一体型スタータージェネレーター「ISG2.0」を搭載し、最大17kWの出力と205Nmのトルクを追加する。また、48Vマイルドハイブリッドシステムによって、コースティングやエネルギー回生といった機能も可能になった。アイドリング時にISG2.0と内燃エンジンがインテリジェントに連携することで、スムーズな発進を行う。
2.0リッター直列4気筒「M 254 EVO」ガソリンターボは、新開発の電動補助コンプレッサーを採用。これにより、低いエンジン回転域でも力強い駆動力を発揮する。最もパワフルな「C 300」は、最高出力258PS、最大トルク400Nm。「C 250」は最高出力218PS、最大トルク320Nm、エントリーグレードの「C 200」は最高出力177PS、最大トルク270Nmというスペックが与えられた。
2.0リッター直列4気筒「OM 654 EVO」ディーゼルターボは、力強いパワーデリバリーを実現。可変タービンジオメトリー(VTG)ターボチャージャーとコモンレール式直噴システムを採用したことで、レスポンス、燃焼効率、排出ガス、燃費性能を最適化した。最高出力163PSの「C 200 d」と、200PSの「C 250 d 」という2種類の出力仕様をラインナップする。
プラグインハイブリッドモデルは、2.0リッター直列4気筒ガソリンエンジンに、高出力電気モーターを組み合わせ、後輪駆動に加えて全輪駆動も設定される。「C 400 e 4MATIC」は、システム最高出力290kW(395PS)、システム最大トルク650Nmを発揮。容量19.53kWhの高電圧バッテリーを搭載し、EVモードは最大100km(WLTPサイクル)という航続距離を実現している。
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