No.59 三菱ふそう スーパーグレート (希望小売価格594円・税込)
No.59 三菱ふそう スーパーグレート リヤビュー

2026年9月の第3土曜日に、それまでの『No.59 スバル レヴォーグ』に代わって『トミカ』に加わったのが『No.59 三菱ふそう スーパーグレート』です。

三菱ふそうの大型トラック『スーパーグレート』は、1996年に『ザ・グレート』の後継モデルとして登場しました。10t級大型トラックのフラッグシップとして、時代ごとの環境規制や輸送ニーズに対応しながら進化を続けています。初代モデルでは、当時として革新的なディスチャージヘッドランプや総輪同径4軸低床車などを採用し、大型トラックの新しいスタイルを提案しました。

その後も排出ガス規制への対応やエンジンの改良、ブレーキ性能の向上などを重ね、2007年には尿素SCRシステムや“INOMAT-Ⅱ”という2ペダル式のトランスミッションを採用しました。2017年には21年ぶりのフルモデルチェンジを実施して2代目へ移行し、10.7Lの6R20と7.7Lの6S10、新開発の12速AMT“ShiftPilot”などを搭載しました。さらに2019年には高度運転支援機能“Active Drive Assist”を搭載し、安全性能も大きく進化しました。

三菱ふそう スーパーグレート 実車フロントビュー
三菱ふそう スーパーグレート 実車リヤビュー

そして2023年、6年ぶりとなるフルモデルチェンジによって3代目スーパーグレートが登場しました。新型ではエンジンや安全装備だけでなく、外観デザインやキャビンの快適性も大幅に見直されています。

外観では、三菱ふそうの新しいデザインを象徴する“ふそうブラックベルト”が採用されています。フロントグリルを従来より幅広く、高い位置に配置することで、堂々とした大型トラックらしい存在感を演出しています。また、グリルのコーナー形状やフィン形状などを空力性能を意識して設計し、空気抵抗の低減にも配慮しています。ヘッドライトにはフルLEDタイプを採用、フォグランプとターンランプが一体化されており、デザインをスッキリとまとめながらも、視認性と空力性能を高めています。キャビンはスタンダードルーフ、ハイルーフに加えてスーパーハイルーフが設定されており、用途やドライバーの乗務形態に合わせて選択できます。

キャビン内は、長時間運転するドライバーの快適性を重視した設計となっています。インテリアはブラックを基調とし、シルバーパーツやレザーステアリングなどによって質感を高めています。運転席にはエアサスシートを採用し、シートベルトをシート側に固定する“ベルトインシート”も採用されています。これはシート位置を調整しても適切な装着感を得やすく、長距離運転時の負担軽減にもつながります。

新設定のスーパーハイルーフでは頭上空間をさらに拡大、大容量の“スーパートップシェルフ”も備えられています。荷物の収納場所を確保するとともに、間接照明を取り入れることで、休憩時にも過ごしやすいキャビンが目指されています。

運転席周辺では、メーター中央に5インチのマルチファンクションモニターを配置し、燃費やAdBlue残量、車両の警告情報などを確認できます。上級仕様では7インチのタッチパネルディスプレイを備える“TCC(トラック・コントロール・センター)”も設定され、スマートフォン連携やハンズフリー通話、Bluetooth、USB接続などに対応しています。

6R30型ディーゼルエンジン

パワーユニットでは、新開発の6R30型ディーゼルエンジンが3代目の大きな特徴です。総排気量12.8Lの直列6気筒ディーゼルで、290kW(394PS)/2000Nmと310kW(421PS)/2100Nmの仕様が設定されています。また、圧縮比やターボを改良して熱効率を高めるとともに、実用回転域でのトルクを増大させています。特に低速域での力強さが特徴で、登坂時にも余裕のある走りを実現しています。

エンジンは6R30型だけでなく、10.7Lの6R20型と7.7Lの6S10型も用意されています。6R20型はアシンメトリックターボ、6S10型は2ステージターボを採用し、それぞれ燃費性能や低回転域での扱いやすさを高めています。トランスミッションには12速AMTの“ShiftPilot”を組み合わせ、エンジン特性に合わせて変速タイミングを制御することで、力強い走りと燃費性能を両立しています。また、6R30型ではジェイクブレーキを改良し、シフトダウンブレーキと組み合わせた制動力も高めています。登坂時の力強さだけでなく、降坂時にも安心して走行できるよう、走る・止まるという大型トラックの基本性能を総合的に向上させています。

ダンプカー仕様

車型やラインアップについては、用途に合わせてフルキャブとショートキャブが設定されています。さらにFU、FS、FP、FV、FT、FYなど、駆動方式や車軸構成の異なる車型を用意し、カーゴ、ダンプ、ミキサー、トラクターなど幅広い用途に対応しています。

安全装備も3代目の大きな進化ポイントです。衝突被害軽減ブレーキの“アクティブ・ブレーキ・アシスト6(ABA6)”を全車に採用し、カメラとレーダーによって先行車や歩行者、自転車などを検知します。衝突の危険がある場合には警告やブレーキ操作を支援し、事故被害の軽減を図ります。

側方については“アクティブ・サイドガード・アシスト2.0”を採用しています。これは車両の左右側方を監視し、旋回時や車線変更時などに歩行者、自転車、並走車両を検知するとドライバーに警告します。従来型から検知範囲を広げ、運転席側の危険にも対応することで、大型車特有の巻き込み事故などのリスク低減を支援します。

さらに、車両前方の死角を監視する“フロント・ブラインドスポット・インフォメーション・システム”も採用されています。大型トラックはキャビンの位置が高いため、発進時に車両直前の歩行者や自転車を確認しにくい場合があります。このシステムはレーダーによって前方の死角を監視し、危険を検知するとドライバーに知らせるものです。

高速道路では“アクティブ・ドライブ・アシスト3”が追従走行や車線維持を支援します。さらに高速走行中の車線変更時に並走車両を検知し、衝突の危険がある場合には、ステアリング操作によって車線維持を支援する機能も備えています。長距離輸送でのドライバーの疲労や負担を軽減するとともに、安全な運行をサポートします。

このほか、ドライバーの注意力低下を検知する“アクティブ・アテンション・アシスト”、交通標識認識機能、車両安定性制御装置ESP、リヤビューカメラなども用意されています。3代目スーパーグレートは、大型トラックに求められる安全性を、衝突回避だけでなく日常的な運転支援まで含めて総合的に高めています。

1996年の初代登場から約30年にわたって進化してきたスーパーグレートは、2023年登場の3代目で、12.8Lエンジンによる力強さと燃費性能、新しいブラックベルトデザイン、スーパーハイルーフによる居住性、そして高度な安全運転支援を組み合わせて、さらに現代的な大型トラックへと進化しているのです。

『トミカ』に加わった『No.59 三菱ふそう スーパーグレート』は、現代の代表的な大型トラックの1台を上手く特徴をとらえつつモデル化しています。ロングタイプでのラインアップではないため、前後長がいささかディフォルメを余儀なくされているものの、実車の持つ魅力を的確に再現した1台となっています。おそらくレッドメタリック(HI3)のボディカラーのFU84VUZ1TC型(スーパーハイルーフ仕様、ウイング架装)がモデル化されているものと思われます。ぜひ、あなたのコレクションに加えてみてはいかがでしょうか。

■三菱ふそう スーパーグレート FU(6×2後2軸/総輪エアサス車/スーパーハイルーフ仕様/ウイング架装) 主要諸元(『トミカ』のモデル車両と必ずしも同一規格ではありません)

全長×全幅×全高(mm):11990×2495×3780

ホイールベース(mm):7220

トレッド(前/後・mm) :2050/1850

車両重量(kg):11145

エンジン:6R30(T1)型直列6気筒インタークーラーターボディーゼル

排気量(cc):12800

最高出力: 290kW(394ps)/1600rpm

最大トルク:2000Nm3(204kgm)/1100rpm

トランスミッション:12速AMT(直結12段Shift Pilot)

サスペンション(前/後):エアサスペンション

ブレーキ(主/補助) :空気式リーディングトレーリング/圧縮圧開放式エンジンブレーキ

タイヤ:(前・後):295/80R22.5・275/80R22.5

■毎月第3土曜日はトミカの日!

No.93 日産 エルグランド (サスペンション可動・希望小売価格594円・税込)

毎月第3土曜日は新しいトミカの発売日です。2026年9月の第3土曜日には、上でお伝えしているように、それまでの『No.59 スバル レヴォーグ』に代わって『No.59 三菱ふそう スーパーグレート』が登場します。また、それまでの『No.93 マツダ CX-5 道路パトロールカー』に代わって『No.93 日産 エルグランド』が登場します。なお、『No.93 日産 エルグランド』には初回のみの特別仕様(特別色)もあります。

No.93 日産 エルグランド(初回特別仕様) (サスペンション可動・希望小売価格594円・税込)*初回のみの特別仕様(特別色)です。