トヨタの人気コンパクトSUV『ヤリスクロス』が、次世代モデルに向けて大きな転換期を迎えようとしている。

スクープ班が入手した情報によると、次期型の登場は2028年が有力。最大の注目点は、現行型の1.5L 直列3気筒から、新開発の1.5L 直列4気筒エンジンへの変更だ。

さらに、ハイブリッドシステムの進化によって燃費性能を高めるとともに、エクステリアにもトヨタの最新デザインが取り入れられる可能性がある。
今回は、入手した最新情報をもとに、次期ヤリスクロスの姿を予想CGで再現した。
■2028年に世代交代か! 人気コンパクトSUVが大進化
現行ヤリスクロスは2020年8月に発売された。コンパクトカー『ヤリス』と共通のGA-Bプラットフォームを採用し、取り回しの良いボディサイズと優れた燃費性能を両立したモデルだ。
2024年1月には商品改良を実施。さらに2026年2月にも一部改良が発表され、3月2日から発売された。この改良では、10.5インチディスプレイオーディオの標準装備を拡大したほか、新色“アーバンロック”を設定。ドアミラーやシャークフィンアンテナにブラック加飾を採用するなど、装備とデザインの両面で商品力を高めている。
また、2026年8月には“GR SPORT”の装備充実なども実施され、現行型の熟成が続いている。他方、2028年にフルモデルチェンジが実現すれば、初代の登場から約8年での世代交代となる。
次期型では、現行モデルの扱いやすさを継承しながら、パワートレインとデザインを大きく刷新する可能性が高い。
■最大の注目は新開発1.5L直4! 最高出力130ps前後か
次期ヤリスクロスの最大のトピックとなるのが、エンジンの刷新だ。
現行型のガソリン車には、最高出力120ps、最大トルク145Nmを発揮する1.5L 直列3気筒のM15A-FKS型“ダイナミックフォース”エンジンが搭載されている。これに対し、次期型では新開発の1.5L 直列4気筒エンジンを採用する可能性が浮上している。
トヨタは2024年5月、電動化時代を見据えた新世代エンジンの開発を公表した。そのひとつが、自然吸気仕様とターボ仕様を想定した1.5L 直列4気筒エンジンだ。自然吸気仕様では、従来の1.5L 直列3気筒エンジンと比較して、体積と全高をそれぞれ約10%削減する計画となっている。エンジンを小型化することで、ボンネットを低く抑えた車両設計が可能になり、空力性能や燃費性能の向上にもつながる。
スクープ班が得ている情報では、次期ヤリスクロスにもガソリン車とハイブリッド車を設定し、新世代1.5L 直4を中心としたラインアップを構築する可能性がある。ガソリン仕様では最高出力130ps前後が視野に入り、現行型から約10psの出力向上が期待される。さらに、ハイブリッド仕様ではエンジンと駆動用モーターの効率改善によって、走行性能と燃費性能の両立を目指すものとみられる。
■ハイブリッド燃費33km/L級へ! 現行型を上回る低燃費を実現か
次期型では、燃費性能のさらなる向上も注目される。
現行ヤリスクロスのハイブリッド車は、WLTCモードで最高30.8km/Lという優れた燃費性能を実現している。これに対し、次期型では33km/L級を目指すとの情報がある。仮に33km/Lを達成すれば、現行型の最高値から約7%の改善となり、コンパクトSUVとしての経済性はさらに高まることになる。
新世代エンジンの採用に加え、ハイブリッドシステムの効率改善、車両の空力性能向上などが、燃費性能を引き上げる鍵となりそうだ。ただし、33km/L級という数値はあくまで現段階での予想であり、正式な性能は今後の発表を待つ必要がある。
■ハンマーヘッド採用で激変!? 最新予想CGが示す次期型の姿
エクステリアも大幅な刷新が予想される。
今回スクープ班が製作した予想CGでは、現行型のSUVらしい力強さを残しながら、トヨタの最新デザインを取り入れた次期ヤリスクロスの姿を表現した。
フロントマスクには、近年のトヨタ車で採用が広がる“ハンマーヘッド”をアレンジしたデザインを採用。薄型LEDヘッドライトと水平基調のフロントフェイスによって、従来以上にワイドで精悍な表情を演出している。
ボンネットは現行型より低く構え、新世代エンジンのコンパクトな設計を生かしたスポーティなプロポーションを想定した。
大型のロワグリルは低い位置に配置し、SUVらしい力強さとスポーティな印象を両立。バンパー両端には縦型のエアインテーク風デザインを取り入れ、立体感を強調している。
サイドビューでは、張り出した前後フェンダーやブラックのホイールアーチを継承。ルーフにブラックを組み合わせたツートーンカラーによって、コンパクトSUVらしい軽快さを演出した。
次期型のデザインがどこまで大胆に変化するのか、今後の開発情報に注目したい。
■全長4200mm級を維持か! インテリアも最新世代へ
ボディサイズについては、現行型からの大幅な拡大は避けられる見込みだ。
現行ヤリスクロスは全長4180〜4200mm、全幅1765mm、全高1590mm、ホイールベース2560mmを基本としている。次期型でも全長4200mm級、全幅1770mm前後を想定しており、都市部での扱いやすさを重視したパッケージングが継承されそうだ。
一方、インテリアは最新世代のデジタル装備によって進化する可能性がある。
現行型では10.5インチディスプレイオーディオが採用されているが、次期型では表示機能や操作性の向上に加え、フルデジタルメーターや新世代インフォテインメントシステムの導入が期待される。さらに、AIを活用した音声認識機能や、進化したToyota Safety Senseの採用なども予想される。
尚、次期ヤリスクロスは2028年の登場が有力視されている。
新世代1.5L直列4気筒エンジンの採用によって走行性能と燃費性能を高めながら、デザインと先進装備を刷新するのか。トヨタのコンパクトSUVを代表する人気モデルだけに、次なる進化への期待が高まる。



