ディテール解説

LEDのセパレート式ツインランプを装備。充電口の両脇にはLED式ポジションライトがデザインされている。

ノーズに設計された充電コネクタ。急速充電器は台湾CNS規格に準拠したものだが、現時点では国内向けとしてはE01専用で汎用性はないそう。

トレーリングアクスル方式に見える正立式テレスコピックのフロントフォーク。車輪は前後共に13インチサイズ。シングルディスクブレーキの油圧キャリパーは1ピストンのピンスライド式。

リヤのスイングアームサスペンションは前寄りマウントの2本ショックタイプ。一般的エンジンスクーターよりスッキリとスマートに仕上げられている。

後輪はベルトドライブ式。CVTのないスッキリと軽快なデザインが印象深い。

リヤアクスル部分も樹脂の化粧パーツでカバーされている。リヤブレーキはシングルピストンのピンスライド式油圧キャリパーを採用。

普通の125cc(クラス)スクーター然としたハンドルまわり。

左側は下から順にホーン、ウインカー、ディマー、向こう側には人差し指で扱うリバーススイッチ。右側はハザードとメーター表示のコントロール用スイッチ。
右側のスイッチは二つのみ。下は起動スイッチ。上は走行モード3段切り替え用。左手のリバースを押しながらMODEボタンを押すと電動で微速後退する。

大きなデジタル表示速度計と10ブロック分けバッテリー残量の表示が目立つ。その他多彩な情報表示を担う縦長のマルチファンクションメーター。

シームレスでスッキリとデザインされたダブルシート。
シート下には専用のポータブル充電器がピタリと収納されている。取り外せば23L容量のメットインスペースに。

両脇に蓋付きのフロント収納ポケットが装備されている。右側には12Vアクセサリー電源ソケットも装備。

ハンドル手前中央のメインスイッチ。左下はシートロックの解除、右下は前充電口リッドのオープナースイッチ。
NMAXと同様のスマートキー方式を採用。

主要ピボット部等、細部までカバーリング処理された綺麗なデザインが新鮮。

主要諸元

認定型式:ZAD-SY13J
原動機打刻型式:Y810E
全長×全幅×全高(mm):1,930@×740×1,230
シート高(mm):755
間距離(mm):1,380
最低地上高(mm):140
車両重量(kg):158
最高速度(km/h):100
航続距離(km):104(60km/h定地性能) 
最小回転半径(m):2.1
シート下収納容量(L):23

原動機種類:空冷永久磁石埋込型同期モーター(IPMSM)
定格出力(kW):0.98
最高出力(kW/rpm):8.1(11PS)/5000
最大トルク(N/m/rpm):30(3.1kgf・m)/1,950

バッテリー種類/型式:リチウムイオン/ESB5(4.9kWh)
バッテリー電圧/容量:87.6V/56.3Ah(3HR)
満充電時間(急速充電装置):約1時間(90%充電)
満充電時間(普通充電装置):約5時間
満充電時間(ポータブル充電装置):約14時間

駆動方式:ベルト

フレーム形式:バックボーン
キャスター(度):26°30′
トレール(mm):90
タイヤサイズ(前/後):110/70-13M/C 48P(チューブレス)/130/70-13M/C 63P(チューブレス)
制動装置形式(前/後):油圧式シングルディスクブレーキ/油圧式シングルディスクブレーキ
懸架方式(前/後):テレスコピック/スイングアーム
ヘッドランプバルブ種類/ヘッドランプ:LED/LED
乗車定員:2名

応募要項はweb登録から。

 応募期間は5月9日から22日まで5月31日に当選が発表される。リース台数が100台なので、抽選は必至。希望者は応募資格等の諸条件を確認理解の上、Web上での申し込みが必要である。
 現時点でハッキリしている実証実験のスケジュールは下記の通り。実験結果は多種多様なデータが沢山収集できるに越したことはないので、現在検討中の2次リース、さらに3次リースへの継続もありえそう。

 当選者は、日常の使用状況がE01に搭載されているLTE回線を通じて、ヤマハの専用サーバーに直接アップされる仕組み。
 スクーターの操作(使用)状況がわかる車両CAN情報を始め、充電情報、駐車位置(GPS情報)も含め、車両の様子が詳細データとして把握される事になる。
 今後のEV開発への貴重な糧となるわけだ。

試乗後の一言

スクーターのEV化は理にかなっていると思う。クリーンで静か。

最新作|公道を走れる超ミニマムバイク「仔猿」。エンジンを2基搭載のX50TTに、ちょっとだけ乗ってみた。

先日お伝えした仔猿のニューモデルであるX50TT。エンジンを縦に2基載せて繋ぎ合わせるという驚きの手法で2気筒化したツアラーなのだが、お披露目の日に乗せてもらえるという幸運に恵まれた。こんなに小さなボディと2気筒エンジンの組み合わせは、一体どのようなものなのだろう。 REPORT●増田 満(MASUDA Mitsuru) PHOTO●山田俊輔(YAMADA Shunsuke)

https://motor-fan.jp/bikes/article/32529/
125ccのフルサイズアドベンチャーって実は珍しい存在かも?SYM・NH T 125、コスパ優秀でした!

SYM(エス・ワイ・エム)は、1954年に創業した三陽工業(SANYANG MOTOR)の二輪ブランドであり、台湾国内ではキムコ、ヤマハに次ぐシェアを持つ。日本の総輸入元は2019年からモータリスト合同会社となっている。スクーターメーカーのイメージが強いが、有段ミッション車もラインナップしており、今回試乗したのは原付二種でも稀少なアドベンチャーモデル、NH T 125だ。 REPORT●大屋雄一(OYA Yuichi) PHOTO●山田俊輔(YAMADA Shunsuke) 取材協力●SYMジャパン(http://www.sym-jp.com/)

https://motor-fan.jp/bikes/article/34672/