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ただちに困るわけではないけれど。
本来ならば、バイクの鍵はキーシリンダーがイグニッションオフの位置でのみ抜き差しできるもの。しかしキーシリンダーがイグニッションオン・オフどの位置でも鍵が抜けてしまうことに気がついた。
走行中に衣類などに引っ掛かって抜けてしまったら……。
転倒時に鍵がどこかに飛んでいってしまったら……。
そんな不安が頭をよぎる。
教えてくれた人
鍵屋の救急車八王子支社 柏谷さん
柏谷さん:「ディスクタンブラー(シリンダー内の板)が障害となり、内筒と外筒を動かせなくしてるのが、いわゆる鍵がかかっている(施錠)状態です。鍵を正しく差すと、ディスクタンブラーがシアライン(内筒と外筒の境)に揃うことで、内筒と外筒が回るようになる=解錠できます。このアプリオの場合ではディスクタンブラーの摩耗が考えられます。摩耗すると、本来の障害となってくれる部分が無くなってしまい、自由に動けてしまってます」
編集部員:「だからオンとオフの中間でも抜けちゃうんですね。」
柏谷さん:「ディスクタンブラー単体は部品として出ていないと思いますので、キーシリンダーごとアッセンブリー交換す。バイク屋さんで部品を注文→交換作業というのが一般的な流れですね」
編集部員:「純正部品はもう廃盤のようです」
柏谷さん:「では、部品交換はせずにこのまま使い続けるのであれば、せめてU字ロックやチェーンロックでを併用したいところですね。ディスクタンブラーの摩耗=ロック機能の低下を意味するので、盗難を未然に防ぎましょう」
鍵の救急車 料金表
・バイクのキーシリンダー交換……2万円〜 ・バイクの鍵開け……6600円〜 ・バイクの鍵制作……1万3200円〜 ※価格は消費税込み。 ※支払い総額は、出張料(4400円〜8800円)、作業料(2200円)、技術料の合計金額となります。 ※持ち込みの場合は出張料が無料となります。