ガソリンタンク内のサビや沈殿物を化学の力で一掃!レストアにも最適なスチールタンク専用のリペアキット【キタコ】

バイクパーツメーカーのキタコから、ガソリンタンク内のサビや沈殿物を一掃する、アメリカでシェアNo.1 を誇るというサビ取り剤が新発売。このアイテムは、化学の力でサビだらけのタンク内壁を清浄し、綺麗にサビを除去。加えてタンク内の内壁をコーティングしてサビからガードするなど、ガソリンタンクを元通りに復帰してくれる。スチールタンク専用品。
REPORT●北 秀昭(KITA Hideaki)
キタコ https://www.kitaco.co.jp/

キタコ POR15 タンクリペア KIT……1万6500円 商品コード:969-0700100

POR15 タンクリペア KIT一式。 写真左上)タンククリーナー(洗浄剤) 右上)メタルプレップ(錆取り剤) 右下)タンクシーラー(コーティング剤) 左下)塗布用小手とウエス

ガソリンタンク内のサビや沈殿物は、燃料供給用パーツの“孔”を塞ぐ元凶!

ガソリンタンクを空の状態で長期間放置された古いバイクは、ガソリンタンク内部にサビや沈殿物が発生している場合あり。この状況でタンク内を水洗いした場合、沈殿物は何とか除去できても、サビを完全に払拭することは困難。ガソリン給油口から手を突っ込んで、サビをゴシゴシすることも不可能だし……。

バイクのレストアなど、ガソリンタンク内のサビを取り除く時の昔ながらの定番は、ガソリン給油口からタンク内に小さなボルトやナットを大量に放り込み、激しくシェイク(振る)する手法。タンク内のサビや汚れを、ボルトやナットによる衝撃や摩擦で削ぎ落すという、かなり豪快で荒っぽい方法だ。

無数のボルトやナットをタンク内に挿入し、“物理的に”サビを落とす上記の手法は、

・大量のボルトやナットを用意する必要がある
・隅々に細かなサビが残り、再びサビが発生しやすい
・体力的に疲れる

のがネック。もしもタンク内に細かなサビやゴミが残っていると、キャブレターやインジェクションに燃料を送る細いチューブ、キャブレター内のジェット類の孔、インジェクションの噴射孔などが詰まり、燃料供給が妨げられる等の不具合が発生することも。もっと手軽に、しかも徹底的にタンク内のサビを落とす方法はないものか……。

そこで活用したいのが、キタコから発売の「POR15 タンクリペア KIT」。

アメリカでシェアNo.1 を誇るというこのキットは、化学の力でタンク内のサビや沈殿物を一掃。サビだらけのタンク内壁の清浄、サビ取りに加え、内壁をサビや腐食から保護するコーティング効果を発揮。長期間放置されていた古いガソリンタンクを、ゴシゴシと擦ることなく効率的に復活してくれる。

POR15 タンクリペア KIT 内容

写真左上)タンククリーナー(洗浄剤) 

ゴム・樹脂・ニス・沈殿物を取り除くケミカル。タンククリーナーは有害物と非有機物の複合混合物。ガソリン物質は含まないので無害。 ●容量:950ml

右上)メタルプレップ(錆取り剤)

サビを取り除き、タンク内壁を初期状態にするケミカル。リン酸化複合物でタンク内壁のサビを取り除き、タンクシーラーのための金属面を作り上げる。 ●容量:950ml

右下)タンクシーラー(コーティング剤)

内壁を保護するケミカル。あらゆるガソリン、アルコール、添加物に強く、タンク内壁を完全にコーティング。サビ・腐食・漏れを防止する。コーティング色はシルバー色。 ●容量:230ml

「POR15 タンクリペア KIT」でタンク内のサビや沈殿物を徹底除去!

使用前

完全にサビついてしまったガソリンタンク内部。

サビ取り+洗浄後

内部を洗浄し、ゴム、樹脂、沈殿物を除去したところ。

使用後

シーラーで内部をコーティングした状態。

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