新型「ポルシェ マカン」日本市場で予約受注スタート

ポルシェ初のフル電動SUVマカンが「マカン」と「マカン 4S」を追加して日本導入開始【動画】

「マカン 4」と「マカン ターボ」の間を埋める「マカン 4S」。
ポルシェジャパンは、フル電動SUV「マカン」のラインナップを拡充。新型マカン、マカン 4、マカン 4S、マカン ターボの予約受注をスタートした。
ポルシェジャパンは新型「マカン」「マカン 4」「マカン 4S」「マカン ターボ」の予約受注を全国のポルシェ正規販売店において、2024年7月17日からスタートした。今回、ラインナップに加わったマカンはシリーズ初の後輪駆動モデルとなる。「マカン 4S」は先行発表された「マカン 4」と「マカン ターボ」の間を埋めるモデルとなる。

Porsche Macan

エントリーグレード「マカン」を追加

後輪駆動を採用したエントリーモデルの「マカン」。
日本に導入される「マカン」は、シリーズ唯一の後輪駆動モデル。効率性が追求されており、最大航続距離は641kmが確保された。

ポルシェジャパンは、初のフル電動SUVとして生まれ変わった「マカン」のラインナップを拡充し、日本導入を開始した。新たに追加されたのは2グレードで、後輪駆動を採用し、高効率と航続距離に重点を置いたエントリーグレードの「マカン」と、もう1グレードは「マカン 4S」となる。マカン 4Sは年初に発表された「マカン 4」と「マカン ターボ」のギャップを埋めるグレードとなる。

エントリーグレードの「マカン」は、100kWhバッテリーを採用、マカン 4に搭載されるリヤアクスルモーターによってパワーが後輪に供給され、通常時の最高出力は250kW(340PS)。ローンチコントロールと組み合わせることで、マカンは最大265kW(360PS)のオーバーブーストパワーと563Nmの最大トルクを発揮するという。0-100km加速は5.7秒、最高速度は220km/h。

AWDではなくRWDとなったことで、マカンはマカン 4比較で110kgも軽量化され、駆動に必要な電力を大幅に低減。これにより最大航続距離641km(WLTP)を実現したという。

最高出力516PSを発揮する「マカン 4S」

「マカン 4」と「マカン ターボ」の間を埋める「マカン 4S」。
ラインナップに追加された「マカン 4S」は、前後アクスルに最新の電気モーターを搭載し、通常時の出力は448PS。パワーオーバーブースト使用時は、516PSを発揮する。

「マカン 4S」は、リヤアクスルモーターと強力な600Aの「SiCパルスインバーター」を搭載。「マカン 4」と「マカン ターボ」に使用されるフロントアクスルモーターと組み合わせることで、システム最高出力330kW(448PS)、短時間のパワーオーバーブーストで最大380kW(516PS)を発揮。ローンチコントロール使用時には、最大トルクは820Nmに達するという。マカン 4Sの0-100km/h加速は4.1秒、最高速度は240km/h、最大航続距離は最大606km(EU仕様)が確保された。

「ポルシェアクティブサスペンションマネジメント(PASM)」が標準装備され、レベリングシステムと高さ調整機能を備えた「アダプティブエアサスペンション」、「ポルシェトルクベクトリングプラス(PTV Plus)」、「リヤアクスルステアリング」により、高い快適性と高次元のドライビングダイナミクスを実現している。

オフロードデザインパッケージを用意

「マカン 4」と「マカン ターボ」の間を埋める「マカン 4S」。
すべてのモデルで選択可能な「オフロードデザインパッケージ」を装着することで、最低地上高が標準設定より10mm高い195mmとなる。

今回、ラインナップ追加に合わせて、新たな外装色「スレートグレーネオ」が、すべてのマカンシリーズで選べるようになった。また、20インチのマカン S用ホイールがホイールのラインナップに追加されている。

すべてのモデルでオプションとして、「オフロードデザインパッケージ」も用意された。フロントバンパー形状が変更され、モデルによってはアプローチアングルが最大17.4度まで増加 (エアサスペンション最高レベル時)。「アダプティブエアサスペンション」と組み合わせると、最低地上高は標準設定より10mm高い195mmに拡大する。

「オフロードデザインパッケージ」を選択した場合、フロントバンパー、サイドスカート、ディフューザーパネル、ルーフレールは、ベスビウスグレーと外装色から選ぶことが可能。車両の外装色で「オフロードデザインパッケージ」を選択した場合は、サイドブレードも同じカラーでペイントされる。

ルーフレールは、ブラック、シルバー、ターボナイト(ターボのみ)をラインナップ。マカン、マカン 4、マカン 4S で、ベスビウスグレーのインレイを備えたオフロードフロントバンパーを装着した場合、「オフロードデザインパッケージ」と同様にアプローチアングルが拡大する。

デジタルとアナログを組み合わせたコクピット

マカン・シリーズのフル電動化に合わせてコクピットのコンセプトを刷新。デジタルとアナログを組み合わせた「ポルシェドライバーエクスペリエンス」を導入した。
マカン・シリーズのフル電動化に合わせてコクピットのコンセプトを刷新。デジタルとアナログを組み合わせた「ポルシェドライバーエクスペリエンス」を導入した。

マカンシリーズの電動化に合わせて、ポルシェは新たなディスプレイとコントロールシステムを導入。最新の「ポルシェドライバーエクスペリエンス」は、デジタルとアナログの要素を高度に組み合わせた。

マカンに導入された「ポルシェドライバーエクスペリエンス」は、12.6インチ曲面ディスプレイを備えたインストゥルメントクラスター、10.9インチ助手席ディスプレイ、ARヘッドアップディスプレイ、コミュニケーションライトを備えたアンビエント照明が含まれる。

今回すべてのマカンシリーズのスクリーンデザインを完全にアップデートしており、エモーショナルなウェルカムアニメーション、最新の外観、そしてディスプレイの背景色と周囲の照明を外装色に合わせて調整できる新しいテーマアプリは、12色から選択可能となっている。

車両本体価格(税込)

ポルシェ マカン:998万円
ポルシェ マカン 4:1045万円
ポルシェ マカン 4S:1196万円
ポルシェ マカン ターボ:1525万円

【問い合わせ】
ポルシェ コンタクト
TEL:0120-846-911

【関連リンク】
・ポルシェ ジャパン公式ウェブサイト

新型「ポルシェ マカン」を動画でチェック!

シンガポールで華々しく開催された、新型ポルシェ マカンのワールドプレミアイベント。

EVとして生まれ変わった新型「ポルシェ マカン」が登場「最高出力639PS」「最大航続距離は613kmを確保」【動画】

ポルシェAGは、フル電動化された新型「マカン」を発表した。最高出力470kW(639PS)の電動パワートレインを搭載した2代目マカンは、あらゆる路面でのパフォーマンスを発揮し、日常における高水準の使いやすさを実現。270kWの高性能急速充電に対応し、最大航続距離は613kmが確保されている。日本国内における新型マカンの予約受注開始日、価格、仕様などは、決まり次第、発表される予定だ。

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ゲンロクWeb編集部

スーパーカー&ラグジュアリーマガジン『GENROQ』のウェブ版ということで、本誌の流れを汲みつつも、若干…