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Giro Polo Storico
現存する最古のランボルギーニも参加
ランボルギーニは、創立60周年のアニバーサリーイヤーの一環として、ヒストリックカーツアーイベント「ジーロ・ポロストリコ」を企画。ランボルギーニのヒストリック部門であるポロストリコは、車両に関する資料の保存・管理の他、ディアブロ 6.0 SEシリーズまでのランボルギーニの修理/レストア/認証を行う。
今回のジーロ・ポロストリコには、現存する最古のランボルギーニであり、現在も完璧なコンディションを保つ「3500 GT」製造2号車をはじめ、特別なヒストリーを持つ貴重なランボルギーニが数多く参加した。ランボルギーニのチーフ・マーケティング&セールスオフィサーを務めるフェデリコ・フォッシーニは、今回のツアー実施について次のようにコメントした。
「ランボルギーニの旗の下、多くの貴重なヒストリックカーと数日間を過ごしたことは、本当にエキサイティングな経験になりました。2023年はランボルギーニにとって非常に重要な年です。ブランドの歴史を紡ぐ上で、重要な役割を果たしてきたランボルギーニ製車両と共に、このアニバーサリーイヤーを祝えたことを嬉しく思います」
北イタリアの美しい景勝地を巡る4日間
ジーロ・ポロストリコは、北イタリアのロンバルディア州東部、ブドウ畑に囲まれたフランチャコルタからスタートした。そこから アルト・ガルダ・ブレシアーノ公園を通り、イドロ湖畔を走るパノラマロードを走行。湖北岸にあるリーヴァ・デル・ガルダへ。
リーヴァ・デル・ガルダでは、美とテクノロジーが融合した最新イベントスペース「スピアッジア・デッリ・ウリヴィ」で休憩。ここでは現存はしないものの、今も高い人気を誇る「イオタ」のレプリカが人気を集めていた。その後、参加者たちはテッレ・スカリジェーレへと移動し、『ロミオとジュリエット』の舞台であるヴェローナを訪れて1日を終えた。
1981年のモナコGPペースカーも登場
15日は、イタリア東北部ヴェネト州にあるワインの名産地ヴァルポリチェッラへを訪れ、歴史的なヴィスコンテオ橋を渡り、美しく保存されたパラディオ様式を持つ「ヴィッラ・シグルタ」を見学。この地で一際目立っていたのが、1981年のF1のモナコGPにおいてペースカーを務めたカウンタックLP 400 Sだ。
当時、ランボルギーニのオーナーだったミムラン家が所有していたカウンタックは、ルーフにレッドとブルーの警光灯が取り付けられ、モンテカルロの市街地コースを走行している。
ツアー参加者は、16日にグアスタッラのヴィラ・マラスピーナ・グアリエンティへ向かう。11世紀初頭に建てられた美しい新古典主義様式の邸宅は、現在も結婚式場として使われている。参加者はモデナへ進路をとり、ジャルディーノ・ドゥカーレ・エステンセ公園にクルマを停め、ランボルギーニの経営陣とともにガラディナーに参加した。
最終日となる17日は、サンタアガタ・ボロネーゼのランボルギーニ本社を訪れ、1970年代のランボルギーニで働いていた元従業員とのミーティングに参加。ツアーの最後を締めくくるのはファクトリー内でのランチ。参加者はウラカン、ウルス、レヴエルトが最終的に仕上げられる様子を見ながら、極上のイタリアンに舌鼓を打ったという。
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