【スクープ!】 2025年モデルとして登場する「ポルシェ718ボクスターEV」の生産が間近に迫る

【スクープ!】 年内登場予定の電動「ポルシェ 718 ボクスター」がクワッドLEDフロントDRLとスリムなラップアラウンドテールライトを披露

新型「ポルシェ718ボクスター」はフル電動モデルとなって今年デビュー。
新型「ポルシェ718ボクスター」はフル電動モデルとなって今年デビュー。
「ポルシェ718ボクスター」の後継モデルとなるEVのプロトタイプ8台をスウェーデンのラップランドで撮影した。大部分のカモフラージュが取り去られ、ディテールを披露している。

PORSCHE Boxter

ヘッドライトはポルシェ最新の4灯ユニット

ヘッドライトは最新のポルシェらしく、四灯ユニットが採用される。
ヘッドライトは最新のポルシェらしく、4灯ユニットが採用される。

今回撮影されたテスト車両からは、過去のプロトタイプに装着されていた偽装やフェイクのエキゾーストパイプがなくなっている。タイカンやマカンと共通したイメージの、量産型ヘッドライトも姿を現した。リヤエンドには、スリムな横長のLEDユニットが全体に伸びているのもよく分かる。

フロントには、ポルシェの最新スタイルである4灯型(クアッド)LEDデイタイムランニングライト(DRL)が写っている。マトリクスLEDランプユニットは、最大600mまで光を投射することができる。ヨーロッパの田舎道で夜間にしばしば発生する、鹿に衝突する事故の予防につながりそうだ。

偽装が残されているテールライト中央

リヤには、左右のフェンダーまで伸びる細いストライプ状の量産型LEDテールライトが装着されているようだ。同様のテールライトはすでに「GT4 Eパフォーマンス」にも採用されているが、このプロトタイプでは中央部分を偽装で隠している。

その他、バンパーやボディサイドに細かな偽装が施されており、ボディワークの最終的なディテールを見ることはできない。例えば、ボクスターには伝統的にボディサイドにはエアインテークが設けられてきた。EVに不要なこの造形が、新型でも踏襲されているかどうかを判断することはできない。

400PSを超えるAWD仕様も登場

2モーター仕様でボクスターとケイマンに初の全輪駆動モデルが設定される見込み。
2モーター仕様でボクスターとケイマンに初のAWDモデルが設定される見込み。

次世代ボクスターとケイマンには、ポルシェの電気自動車アーキテクチャーである「SSPスポーツ」が採用される。軽量構造を優先して設計されたこのプラットフォームは、RWDとAWDの両方に対応する。

ポルシェは、新型718ボクスターEVと、その兄弟車であるハードトップの718ケイマンEVに、バッテリーサイズと出力の異なる仕様を設定する見込みだ。ベース車はリヤにシングルモーターを搭載して後輪を駆動する一方、パワフルなデュアルモーターバージョンは、ボクスターとケイマン初となるAWDで最高出力は400PSを超えるだろう。

EVとなる次期型ポルシェ ボクスターは、今年末に公開される計画だと見られる。

フィンランドの北極圏レヴィにおいて、「ポルシェ GT4 eパフォーマンス・ツアー」が実施された。

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