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FIA Motorsport Games
バレンシアを舞台に3回目の開催
![2019年に初開催され、新型コロナウイルス感染拡大による中止を経て、第2回大会を2022年に実施。バレンシアで開催される第3回イベントにおいて、フェラーリチャレンジが実施されることになった。](https://motor-fan.jp/genroq/wp-content/uploads/sites/2/2024/05/20240503_FIA_Motorsport_Games_02-1024x682.jpg)
FIAとSROモータースポーツ・グループは、2022年のポール・リカール・サーキット以来、2年ぶりに開催される「FIAモータースポーツ・ゲームス」のサーキット競技として、フェラーリが展開するワンメイクレースシリーズ「フェラーリ・チャレンジ・トロフェオ・ピレリ」を選出した。
FIAモータースポーツ・ゲームスは、サーキットレース、ラリー、ドリフト、カートなどのモータースポーツ競技を、リアルとバーチャル(eスポーツ)で実施。各カテゴリーに参加国を代表するドライバーが、1名ずつ出場する。
32年もの歴史を持つフェラーリ・チャレンジは、フェラーリが専用開発したワンメイク仕様のレーシングカーを使用。経験の少ない若手ドライバーとジェントルマンドライバーに、世界屈指のサーキットで激しいコンペティションを経験する機会を提供してきた。現在、ヨーロッパと北米のインターナショナルシリーズと、英国と日本で開催されているナショナルシリーズが行われている。
2024年から投入された296 チャレンジ
![9代目チャレンジ用マシンとして、2024年シーズンから投入された「296 チャレンジ」によって、FIAモータースポーツ・ゲームスも争われることになる。](https://motor-fan.jp/genroq/wp-content/uploads/sites/2/2024/05/20240503_FIA_Motorsport_Games_03-1024x682.jpg)
9代目ワンメイクレーシングカー「296 チャレンジ」は、2023年のフェラーリ・モンディアリ・ファイナルで発表。ロードカーの296 GTBをベースに広範囲なアップデートが施され、Sダクトの採用など、専用のエアロダイナミクスパッケージにより、250km/hで870kgものダウンフォースを誇る。
296 GT3にも採用されたハイブリッド・コンポーネントを取り外した3.0リッターV型6気筒ガソリンツインターボは、最高出力700PS・最大トルク740Nmを発揮。チャレンジ用マシンとしては初めてV6エンジンを導入し、大幅なパフォーマンスアップを果たした。
FIAモータースポーツ・ゲームスでもピレリ・タイヤを使用し、通常フォーマットとは異なる専用スケジュールに則って実施。フリープラクティスと予選に続き、メダルレースが行われ、金、銀、銅のメダリストが決定する。
フェラーリ・チャレンジとコルソ・ピロタを統括するアンドレア・ムラドジチは、FIAモータースポーツ・ゲームスのワンメイク競技としてフェラーリ・チャレンジが選出されたことを受けて、次のように喜びを語った。
「今回の決定はフェラーリ・チャレンジのレベルの高さを改めて証明することになりました。この評価に心から満足しています。10月のFIAモータースポーツ・ゲームスでは、ファンの皆さんが、熱戦によるスペクタクルを心から楽しんでくれることを楽しみにしています」
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