改良新型アウディ「S3」と「RS 3」日本導入を開始

アウディの最強コンパクト「S3」「RS 3」改良新型が日本導入開始「走行性能とエクステリアを大幅改良」【動画】

アウディ ジャパンは、パフォーマンスとエクステリアをアップデートした、「S3」と「RS 3」改良新型の販売をスタートした。
アウディ ジャパンは、パフォーマンスとエクステリアをアップデートした、「S3」と「RS 3」改良新型の販売をスタートした。
アウディジャパンは、大幅なアップデートを実施したハイパフォーマンスハッチバック&セダン「S3」と「RS 3」を発表。全国のアウディ正規ディーラーにおいて販売をスタートした。今回、日本に導入される「S3」と「RS 3」は、2024年12月に日本での販売を開始した「A3」改良新型をベースとしている。

Audi RS 3 Sportback / S3 Sedan

S3にトルクスプリッターを初搭載

「アウディ S3 スポーツバック」改良新型のインテリア。
S3はリヤの左右トルク配分を走行状況に合わせてコントロールする「トルクスプリッター」を初搭載。さらに最高出力も333PSに引き上げられた。写真は「S3 スポーツバック」改良新型のインテリア。

アウディのハイパフォーマンスハッチバック&セダン「S3」「RS 3」が改良新型に進化した。まずS3だが、今回のアップデートに合わせて、数多くの新機能を導入。最高出力の向上と、トルクスプリッターの搭載により、ドライビングパフォーマンスとハンドリングが、大幅な進化を果たしたという。

フロントセクションは、専用パターンにL字型のデザインエレメントを施したシングルフレームグリル、大型エアインテークを採用。リヤは専用デザインのディフューザー、左右4本出しのパフォーマンスエキゾーストシステムを搭載したことで、スポーティな印象を高め、走行性能の強化が視覚的にも表現された。

パワーユニットは、最高出力245kW(333PS)、最大トルク420Nmを発揮する2.0リッター直列4気筒TFSIエンジンに、7速Sトロニック(DCT)と「quattro」全輪駆動システムが組み合わせられた。従来はRS 3のみ採用されていたトルクスプリッターをS3にも初搭載。リヤアクスルの左右トルク配分を走行状況に合わせてコントロールすることで、アンダーステアを防ぎ、俊敏なコーナリングを実現した。

足まわりは標準のA3から10mmローダウンし、ダンピングコントロールサスペンションもオプションとして用意された。ブラックを基調としたインテリアは、パーシャルレザーのスポーツシートが標準装備される。

ニュルブルクリンクのクラス最速を更新したRS 3

「アウディ RS 3 セダン」改良新型の走行シーン。
RS 3改良新型は、発売前にニュルブルクリンク・ノルドシュライフェへと持ち込まれ、タイムアタックを実施。市販車コンパクトカークラスの記録を塗り替える、7分33秒123を叩き出した。

A3シリーズの頂点に君臨する「RS 3」は、今回のアップデート仕様によるニュルブルクリンク・ノルドシュライフェでのタイムアタックを実施。市販車コンパクトカークラスのラップレコードを塗り替える、7分33秒123を記録したという。

今回のアップデートでは、RS専用バンパー、ダイヤモンドパターンを採用したシングルフレームグリル、フロントフェンダーの大型エアアウトレット、アウディ・スポーツ製マットブラック5Yスポーク・デザインアルミホイールを導入。従来モデルを凌駕するダイナミックなエクステリアを手にしている。

なお今回のアップデートに合わせて、S3とRS 3ともに「MMI」を介して4種類のデザインパターンを選択できる「デジタルデイタイムランニングライト」を標準装備。デジタルデイタイムランニングライトは、マトリクスLEDヘッドライトのハウジング上端に3列配置された24個のピクセルエレメントを使用して生成される。

スポーティでプレミアムを謳うコクピットは、ファイナッパレザー製スポーツシート、上下をフラット形状としたダブルフラットシェイプデザイン・ステアリングホイール、「RSモード」へと素早く切り替え可能なサテライトスイッチ、RS専用ディスプレイモードを備えた「アウディ・バーチャルコックピットプラス」などが新たに搭載された。

2.5リッター直列5気筒TFSIエンジンは、独自のファイアリングオーダー(点火順序)により、アウディ伝統の5気筒エンジンらしい深みのあるサウンドが特徴。最高出力は294kW(400PS)、最大トルク500Nmを発揮し、0-100km/h加速は3.8秒(欧州計測値)、最高速度は280km/hに達する。

RS専用チューニングが施されたトルクスプリッターと「quattro」全輪駆動システムを搭載。アウディドライブセレクトにはリヤ外輪に100%のトルクを配分することで、簡単にドリフトを楽しめる「RSトルクリヤ」と、サーキット走行に最適化したセミスリックタイヤ対応の「RSパフォーマンス」モードが導入された。足まわりは標準モデルから15mmローダウンし、改良されたサスペンションコントロールにより、高いコーナリングスピードを実現している。

車両本体価格(税込)

アウディ S3 スポーツバック:756万円
アウディ S3 セダン:771万円
アウディ RS 3 スポーツバック:906万円
アウディ RS 3 セダン:925万円

【問い合わせ】
アウディ コミュニケーション センター
TEL 0120-598-106

【関連リンク】
・アウディ ジャパン公式サイト

「アウディ RS 3」改良新型を動画でチェック!

アウディRS 3スポーツバック/セダンがマイナーチェンジを遂げた。中でも注目はノルトシュライフェ最速タイムを奪還した走りの中身だ。

ニュルブルクリンクでクラス最速を奪還した「アウディ RS 3」のパフォーマンスをサーキット試乗で体感

Cセグメントのトップパフォーマンスモデル「アウディ RS 3スポーツバック/セダン」がマイナーチェンジ。ダイナミックな造形により磨きをかけたほか、より高いコーナリング性能を実現した。(GENROQ 2025年1月号より転載・再構成)

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ゲンロクWeb編集部 近影

ゲンロクWeb編集部

スーパーカー&ラグジュアリーマガジン『GENROQ』のウェブ版ということで、本誌の流れを汲みつつも、若干…