目次
Porsche Macan Japan Launch Event

ポルシェにとって「タイカン」に次ぐ第2のBEVモデルである新型「マカン」がついに日本でお披露目となった。ローンチの舞台となったのは東京・芝公園にある増上寺。大都心の一角にそびえる浄土宗の大本山にして、徳川家の菩提寺でもある古刹だ。
会場に到着すると、さらにサプライズがあった。なんと東京タワーがマカンのコミュニケーションカラーである「プロヴァンス」にライトアップされているではないか。優雅に佇む流麗な新型マカンと増上寺、そしてプロヴァンスカラーに彩られた東京タワーの見事なマリアージュに、ポルシェが新型マカンにかける強い意気込みを感じざるを得なかった。
新型オーナー約100名が特別な一夜を満喫


ここで一度、新型マカンのおさらいをしておこう。新型マカンはポルシェとアウディが共同開発した中大型車向けのBEV専用プラットフォーム「PPE」を採用する。すでに販売が開始されている「マカン 4 エレクトリック」と「マカン ターボ エレクトリック」ともに前後軸に2つのモーターを搭載し、4輪駆動を採用している。
マカン 4 エレクトリックのアウトプットは408PS/650Nm、マカン ターボ エレクトリックは639PS/1130Nm(ともにローンチコントロール時)の実力を誇る。
レイアウトの自由度が高いPPEを採用したことで、新型マカンのCd値はなんと0.25とSUVとしては異例の数値を叩き出している点も美点のひとつだ。ちなみに最大航続距離はマカン 4 エレクトリックが613km、マカン ターボ エレクトリックが591kmとなる。
新型マカンの魅力を今一度おさらい



ローンチイベント当日は社内で「ミスター・マカン」と呼ばれる、マカン製品ライン統括責任者のイェルク・ケルナー氏も来日し、プレゼンテーションを行った。ケルナー氏は「新型マカンの魅力は他にはないエレガントなデザインとポルシェのDNAを体現した走りにあります。ぜひ新型マカンの走りを多くの人に味わってもらいたい」とその迸る思いを熱く語っていた。
イベントでは先代マカンのオーナでもある書道家・アーティストの岡西佑奈さんが、electlicの文字が重ねられたキャンバスに鮮やかな金色の「雅」の漢字を躍動的に描くパフォーマンスを披露。
今回のローンチのために日本全国から招かれた約100名の新型マカンオーナーたちも、見事な岡西さんのパフォーマンスと増上寺の醸し出す優美な雰囲気に魅了されているようだった。オーナーたちにとって特別な一夜となったに違いない。