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Ferrari Challenge Japan
29台の296 チャレンジがエントリー

3年目を迎えるフェラーリ・チャレンジ・ジャパンが4月4日に開幕した。昨年同様に5ラウンド、全10レースが開催されるが、昨年との最大の違いは、参戦するマシンが「488 チャレンジ Evo」から「296 チャレンジ」に変更されたことだ。大きな進化を遂げたワンメイクレーシングカーで、よりハイレベルな戦いが繰り広げられることは間違いない。
1ラウンドで2レース開催され、通常1デイ1レース開催となることが多いフェラーリ・チャレンジだが、F1日本GPと併催される鈴鹿サーキットの開幕ラウンドは、金曜に2レース分の予選が行われ、土日に2レース開催される。エントリーしたのは29台の296 チャレンジ。その29台が、上位クラスのトロフェオ・ピレリとエントリークラスのコッパ・シェルに分けられ、さらにそこからエキスパートとアマチュア(Am)に分けられて、都合4クラスが用意される。
もっとも経験が求められるトロフェオ・ピレリには4台がエントリーした。金曜の予選で躍進したのは2名の若手女性ドライバー小山美姫と猪爪杏奈だった。レース1総合でポールポジションを獲得したのは小山美姫。僅差で猪爪杏奈が2位につけた。5台が参加したトロフェオ・ピレリAmでクラス予選トップを獲得したのは、昨年ランキング4位のMotohiko Isozaki。それに昨年3位のKanji Yagura、昨年2位のCold Maxが続いた。
悲願のクラスチャンピオンを目指して


4台がエントリーするコッパ・シェルは昨シーズン2位のPhil Kimが、総合でも5位に入る好タイムでクラスポールポジションを獲得した。それに昨シーズン6位のTsutomu Shimoyama、同4位のMasaru Yonedaが続く。今回最多となる16台が参加するコッパ・シェルAmは、昨シーズン4勝を挙げて2位となったRyutaro Saitoがクラスポールポジションを獲得した。わずかな差で逃したクラスチャンピオンを、今年こそ獲得するべく闘志を燃やしている。
開幕ラウンドは、F1日本GPの開催される鈴鹿サーキットで、4月5日にレース1が、6日にレース2が開催される。
PHOTO/Ferrari S.p.A