同一周回内に屋外&屋内エリアが存在する激ムズのロンドンE-Prix

フォーミュラE、4年ぶりにロンドンへ。アウディ・スポーツが必勝法を探る

7月24~25日、FIA「ABBフォーミュラE世界選手権」第12/13戦「ロンドンE-Prix」が、英国・ロンドンを舞台に行われる。英国でフォーミュラEが開催されるのは、実に4年ぶり。さらに、前週のF1イギリスGPに続き、2週連続でFIA世界選手権が開催されることになる。

Audi e-tron FE07

現在チームズ選手権4位につけるアウディ・スポーツ

4年ぶりにロンドンへと帰ってきたフォーミュラE、7月24~25日に「エキシビション・センター・ロンドン」で開催
アウディ・スポーツ・ABT・シェフラーは、ルーカス・ディ・グラッシ(写真)とレネ・ラストのふたりが「e-tron FE07」をドライブする。

ロンドンE-Prixのコースは、ロンドン・ドックランズにある「エキシビション・センター・ロンドン(ExCeL)」に設置される。アウディ・スポーツ・ABT・シェフラーは、ルーカス・ディ・グラッシとレネ・ラストのふたりがアウディ e-tron FE07をドライブ。現在、チームズ選手権が4位、ドライバーズ選手権はラストが7位、ディ・グラッシが12位につけている。

ディ・グラッシはこれまで、英国で開催されたフォーミュラEにおいて、どちらもタイトル争いに絡むドライバーとして参戦。ゲンの良いロンドン開催に向けて、次のように意気込みを語った。

「フォーミュラEの歴史の中で、私自身、ロンドンでは多くの感動的な瞬間を経験してきました。多くのチームが英国に本拠地を置いており、英国出身のドライバーも数多く参戦しています。ある意味、フォーミュラEが故郷に戻ってきたと言えるでしょう」

1周にウェットとドライが混在する可能性も

4年ぶりにロンドンへと帰ってきたフォーミュラE、7月24~25日に「エキシビション・センター・ロンドン」で開催
エキシビション・センター・ロンドンに設置された2.252kmのコースは、屋内と屋外が同一周回内に存在する珍しいコースとなる。

今回の英国開催では、初めてエキシビション・センター・ロンドンに、2.252kmのコースが設置された。エキシビションホールの内部もコースの一部となっており、屋内と屋外が組み合わされた珍しいレイアウトとなっている。屋根の有無によりグリップコンディションが異なる上に、雨が降った場合は1周の間にウェットとドライが混在する可能性もある。

「トラックの半分がオープンエアで、残り半分が屋根付きというのは、私にとっても初めての経験です。このコースレイアウトは高速セクションが少なめです。コーナーが多くエネルギー消費量も少ないでしょう。一見するとオーバーテイクの機会が少ないため、他のフォーミュラEサーキットとは全く異なるキャラクターを持っています」と、ディ・グラッシはコメントした。

完璧な準備が求められる特殊なコースレイアウト

4年ぶりにロンドンへと帰ってきたフォーミュラE、7月24~25日に「エキシビション・センター・ロンドン」で開催
これまで走ったことのないコースとなるため、「可能な限り完璧な状態で挑めるように、集中的に準備を進めている」と語るチーム代表のマクニッシュ。

チーム代表を務めるアラン・マクニッシュは、特殊なロンドンのコースレイアウトについて完璧な準備が必要になると指摘している。

「ロンドンのサーキットはこれまでに見たことのないものになりますが、それこそがフォーミュラEの醍醐味です。エンジニアとドライバーの全員にとって、新たなチャレンジになるでしょう。エンジニアとドライバー全員にとって未知の領域ですからね。可能な限り完璧な状態でプラクティス1に臨めるよう、集中的に準備しています」

現在、ランキング7番手につけるラストは、ロンドンでのレースを楽しみにしているようだ。

「ニューヨーク、ロンドン、そしてベルリンと、シーズン終盤のロケーションは本当に素晴らしいものばかりです。私のキャリアでも、ロンドンのようなコースを走ったことがありません。レイアウトや舞台全体が完全に新たな領域ですし、特別な経験になるでしょう。素晴らしい冒険になることは間違いありません」

アウディのファクトリーチームに加えて、カスタマーチームの「エンヴィジョン・ヴァージン・レーシング」も、アウディが開発した「e-tron FE07」で参戦。日本でもお馴染みのニック・キャシディ、そしてロビン・フラインスもe-tron FE07をドライブする。今シーズン、エンヴィジョンは勝利こそないものの、6回の表彰台を獲得しており、チームランキングでトップに立っている。

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