EV拡充に向けて、大規模な人的投資を進めるベントレー

ベントレー、新規エンジニアを募集。さらに新たなワークスタイル「ハイブリッドワーク」を導入

電動化戦略「ビヨンド100」を掲げ、積極的なラインナップの電動化を進めるベントレーが、新たに100名のエンジニアを募集している。
電動化戦略「ビヨンド100」を掲げ、積極的なラインナップの電動化を進めるベントレーが、新たに100名のエンジニアを募集している。
電動化戦略「ビヨンド100(Beyond 100)」を掲げ、積極的なラインナップの電動化を進めるベントレーは、新たに100名のエンジニアを募集。さらに新たなワークスタイル「ハイブリッドワーク」を導入する。

2025年から5年間、毎年1台の新型EVを投入

ベントレーは2025年から毎年1台の新型電気自動車を投入するという、野心的な計画を推進するため、新たに技術部門への人的投資を進めている。
ベントレーは2025年から毎年1台の新型電気自動車を投入するという野心的な計画を推進するため、新たに技術部門への人的投資を進めている。

ベントレーが募集するエンジニアは複数の開発部門にまたがり、2025年から5年間で毎年1車種ずつ新型電動モデルを発売するという野心的な「ファイブ・イン・ファイブ(5-in-5)」計画に携わることになる。

現在募集中の職種に関する詳細はベントンレー公式サイトにおいて公開中。まず今月から50名を新規雇用し、今後数週間から数ヵ月をかけて100名まで増員する予定だ。様々な分野にまたがるエンジニアが募集されているが、ベントレーは電動化に舵を切っており、新規雇用の約50%が電動化技術関連エンジニアになるという。

もちろん電動化技術のスペシャリストだけでなく、コンセプトやデザインを担当するUX/UIエンジニア、パーツや車両全体の開発・検証を担当するデザインマネージャー、プロトタイプ車両を担当するシャシーエンジニアなど、研究開発の全領域で募集が行われる。  

クルー本社にハイブリッドワークを導入

ベントレーは、英国・クルーに「コラボレーションゾーン」など、新たな職場環境を導入。
新型コロナウイルスの流行を契機に、ベントレーは職場環境の改革を進めている。専用デスクや個室を廃止し、出社とリモートワークを組み合わせた「ハイブリッドワーク」が導入された。

エンジニアの職場は主に英国・クルーのベントレー本社となるが、新型コロナウイルス(COVID-19)流行を契機に、ベントレーは出社とリモートワークを組み合わせた「ハイブリッドワーク」を導入した。

数百万ポンドを投資した新しいエンジニアリングオフィス内には、社員同士の交流を進めるコラボレーションゾーンを設け、専用デスクや個室のないオフィスへと移行。スペースの節約だけでなく、ちょっとした会話から議論を生むような雰囲気づくりを目指しているという。

べントレーモーターズのR&D担当取締役のマティアス・ラーべ博士は、今回の新規エンジニア雇用について次のように説明する。

「ベントレーは、その長く輝かしい歴史の中で、最も重要な変革期の真っ只中にあります。卓越したラインナップは、常に私たちのビジネスの中心にありました。しかし、電気自動車を中心としたビジネスにおいて、将来的にエンジニアはエキサイティングなチャレンジに直面することになるでしょう」

「私たちは自動車の新しい未来を創造し、魅力的な製品を展開し、持続可能なラグジュアリーモビリティの分野でリーダーシップを発揮することを目指しています。『ビヨンド100』戦略のビジョンを形成できる、真の革新者たるエンジニアを求めているのです」

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