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Range Rover Sport SVR
アグレッシブなスタイルで2023年にデビューか
3代目に進化した新型「レンジローバースポーツ」は、2022年5月にワールドプレミア。実に9年ぶりのモデルチェンジを果たすことになった。今回、ニュルブルクリンク近郊で撮影されたスパイショットは、かなり厳重なカモフラージュが施されているが、強化型ブレーキや4本出しエキゾーストパイプなどから、ハイパフォーマンス仕様の「SVR」であることが分かる。
よりパワフルなパワーユニットの搭載に加えて、アグレッシブなエクステリアが与えられたレンジローバースポーツ SVRは、2023年前半にそのベールを脱ぐ可能性が高い。フロントバンパーは大型エアインテークを備え、スポーティなクワッドテールパイプの間にはレーシーなディフューザー処理を採用。空力を意識し、ルーフ後端にはスポイラーも装着される。
BMW製4.4リッターV8ツインターボを搭載
パワーユニットはBMW X5 Mと同じ、M仕様の4.4リッターV型8気筒Mツインパワー・ターボエンジンが搭載される。最高出力は現行型を大きく上まわる最高出力615ps(451kW)、最大トルク750Nmを発揮。ギヤボックスは8速ATとなる。0-100km/h加速のタイムは4.5秒未満、最高速度に関してはリミッターで280km/hに制限される見込みだ。
インテリアにはステッチとパイピングのコントラストが鮮やかな専用シートを装着し、インフォテイメントシステムとデジタルメーターディスプレイも、SVR専用グラフィックが与えられる。走行モードもSVR専用に変更され、最もスポーティな設定では舗装路においてスポーツカーをも凌駕するパフォーマンスを楽しむことができるという。
新型レンジローバースポーツは、先だって日本にも上陸したレンジローバーと同じく、新開発のアーキテクチャー「MLA-Flex(flexible Modular Longitudinal Architecture)」が採用された。柔軟性を謳うこの新型アーキテクチャーは、内燃機関だけでなく、マイルドハイブリッド、プラグインハイブリッド、さらにフル電気パワートレインを搭載することも可能。今後、SVRだけでなく、レンジローバースポーツにも様々なパワーユニットを搭載したモデルが追加されることになる。