ブガッティ・スマートウォッチ「カルボーヌリミテッドエディション」は世界初のフルカーボンファイバー

ブガッティ製ハイパースポーツを思わせるフォルムが採用された、「ブガッティカルボーヌリミテッドエディション」。

ブガッティは、ヴィータ・ウォッチ（VIITA Watches）社と共同開発した革新的なスマートウォッチ「ブガッティカルボーヌリミテッドエディション（Carbone Limited Edition）」を公開した。この限定スマートウォッチは、世界初となるフルカーボンファイバー製ハウジングが導入されている。

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BUGATTI Carbone Limited Edition

セラミックからカーボンファイバー製に進化

ブガッティにおいてカーボンファイバーは極めて重要なマテリアルだ。非常に軽量で優れた強度を誇るカーボンファイバーは、すべてのブガッティ製車両のモノコックとボディに使用されている。特にシロンスーパースポーツ 300+1のような並外れたパフォーマンスを実現するためには、この素材の採用は必要不可欠だった。

今回、ブガッティは同社が展開するスマートウォッチシリーズにカーボンファイバーを採用。限定の「ブガッティカルボーヌリミテッドエディション」は、ブガッティ製ハイパースポーツシリーズとの強い関連性を強調している。スマートウォッチに導入されたカーボンファイバーは、ソリッドブロックから精密に削り出され、ブガッティを象徴するフランスのレーシングカラー、ブルーのハイライトで仕上げられた。

ブガッティ・インターナショナルのマネージングディレクター、ヴィプケ・スタールは「カルボーヌリミテッドエディション」について次のようにコメントした。

「ブガッティにおいて、革新的な技術や素材の使用は、外観、使い勝手、信頼性と同じくらい重要です。カーボンファイバーの使用だけでなく、美しさ、希少性、技術に関して、そのすべてを取り入れたスマートウォッチが『カルボーヌリミテッドエディション』です」

バッテリーを大型化し、15日間連続使用が可能に

540mAhの大容量バッテリーを搭載し、GPSを使用しない場合は最大15日間の連続使用が可能になった。同時にカーボンファイバーを導入したことで、13％の軽量化も果たした。

「ブガッティカルボーヌリミテッドエディション」は、ブガッティによる最初のスマートウォッチ「ブガッティセラミックエディションワン」と比較し、バッテリー容量は540mAhと、22％も増加した。セラミックより軽量なカーボンファイバーの採用により、バッテリー容量を拡大しながら、総重量は13％の軽量化を果たした。GPSを使用しない日常域では、バッテリーは最大15日間も持続。GPSの常時接続モードでも、2～3日は充電せずに使用できる。

素材に加えて、全体のデザインもブガッティ製ハイパースポーツをイメージ。「ブガッティセラミックエディションワン」と同様、このシリーズのために専用開発されたGPSセンサーを搭載する。複雑にパッケージされた1000個ものパーツがケースに収められており、従来のレベルをはるかに超えた精度を実現した。サーキットに持ち込めば、ラップタイムや加速データを自動的に記録することもできる。

デュアルセンサーにより心拍数と心拍変動の両方を測定。90種類以上のスポーツに関するログも記録し、健康データをチェックすることができる。これらのデータから、心血管系の回復、トレーニングの推奨、生物学的年齢、ストレスレベルが測定され、使用者の健康をサポート。また、歩数カウントや睡眠モニタリングなど、より基本的な機能も搭載されている。