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Porsche 99X Electric Gen3
新時代の幕開けを制したジェイク・デニス

新型シャシー「Gen3」のデビュー戦となった、2022年-23年シーズン開幕戦メキシコシティ。このシーズンからワークスのタグ・ホイヤー・ポルシェ・フォーミュラEチームに加えて、アメリカを拠点とするアバランチ・アンドレッティ・フォーミュラEも、ポルシェ 99X エレクトリックを使用する。
1月14日の決勝レースは、Gen3マシンによる初レースを見ようと、4万人もの熱心なモータースポーツファンがエルマノス・ロドリゲス・サーキットに集結。このレース、ポルシェ 99X エレクトリックをドライブした英国出身のデニスが、見事トップでチェッカーフラッグを受けた。さらに、ポルシェ・ワークスのウェーレインが2位に入り、ポルシェは新世代レースのオープニングを1-2フィニッシュで飾った。
自身フォーミュラE4勝目を獲得したデニスは「予選2番手から、開幕戦のメキシコで優勝することができました! しかも、2位に8秒もの大差をつけた上に、ファステストラップまで獲得することができましたからね。ポルシェのパワーユニット搭載マシンで1-2フィニッシュ達成ですから、最高の気分です」と、喜びを語った。
ポルシェ製マシン全車がトップ10フィニッシュ

今シーズンからアバランチ・アンドレッティ・フォーミュラEに移籍したアンドレ・ロッテラーが4位。ウェーレインのチームメイトとしてポルシェ・ワークスに加わったアントニオ・フェリックス・ダ・コスタも7位に入り、ポルシェ 99X エレクトリックをドライブした全車が、ポイントを持ち帰った。
予選6番手からスタートし、開幕戦で2位という上々のシーズンスタートを切ったウェーレインは、次のようにレースを振り返った。
「最高のシーズンスタートになりましたね。このレースのために、素晴らしいマシンを準備してくれたチームには心から感謝しています。 この数週間、チーム全員がハードワークを続けてくれましたことで、開幕戦で素晴らしいポジションを得ることができました。上々の開幕戦を終えて、あとはこれからのレースでさらに改善を続けていくだけです。このニューマシンはまだまだポテンシャルを秘めています」
フォーミュラE次戦は、1月27〜28日にサウジアラビアのディルイーヤにおいて第2戦/第3戦が開催される。