ハイパフォーマンスサルーン「メルセデス AMG GT 63 S 4MATIC+」が一部改良「改良型エアサスを採用」

「メルセデス AMG GT 63 S 4MATIC+」改良新型のエクステリア。 — 足まわりやコクピットに一部改良を受けたハイパフォーマンス仕様「メルセデス AMG GT 63 S 4MATIC+」の販売が日本市場でスタートした。

メルセデス・ベンツ日本は、ハイパフォーマンス仕様「メルセデス AMG GT 63 S 4MATIC+」に一部改良を施し、日本市場への導入を発表。6月29日から全国のメルセデス・ベンツ正規販売店ネットワークを通じて販売をスタートした。

MERCEDES-AMG GT 63 S 4MATIC+

改良された「AMG RIDE CONTROL+」を搭載

メルセデスAMG GT 4ドアクーペのハイパフォーマンス仕様、「メルセデス AMG GT 63 S 4MATIC+」は、AMG製「M177」4.0リッターV型8気筒直噴ツインターボエンジンを搭載。砂型鋳造されたクローズドデッキのアルミニウムクランクケースに鍛造アルミニウム製ピストンを組み合わせることで、軽量かつ高強度なエンジンを実現した。

2基のターボチャージャーはV型シリンダーバンクの外側ではなく内側に配置した「ホットインサイドV」レイアウトを採用。最高出力639PS (470kW)、最大トルク900Nmという強大なパワーを発揮し、0-100km/h加速3.2秒、最高速度315km/hというパフォーマンスを手にしている。

今回、足まわりに改良型の「AMG RIDE CONTROL+」エアサスペンションを採用。新たにダンパーの外側に2基の圧力制御バルブを追加、ひとつはホイールのリバウンドで発生するリバウンドダンピングを制御するバルブ、もうひとつはホイールが収縮する際に発生するコンプレッションダンピングを制御するバルブとなる。これにより、ホイールのリバウンドと収縮のステージをそれぞれ別個に制御することが可能となった。最小減衰力と最大減衰力の特性差を拡大し、マップデザインの柔軟性をさらに高めることで、快適性とドライビングダイナミクスの両立を実現している。

最新世代の「MBUX」コクピットを装備

「メルセデス AMG GT 63 S 4MATIC+」改良新型のインテリア。 — インテリアには最新世代のインフォテインメントシステム「MBUX」を導入。手のジェスチャーで様々な操作が可能になった他、ナビゲーションには現実世界の景色が映し出される「MBUX AR ナビゲーション」が標準搭載される。

コクピットには「MBUX」インテリアアシスタントを標準装備し、手のジェスチャーで様々な操作が可能になった。例えば、Vサインを掲げることで、お気に入りの機能のショートカットをメディアディスプレイに表示。ルームミラーの下で手を上下させることでリーディングライト、助手席シート上方に手を伸ばしてサーチライトのオンオフ操作を行えるなど、利便性が大幅に向上した。

「ホームスクリーン」「メディア」「ナビゲーション」「シート調節」は選択項目をハイライトか拡大表示することが可能になり、より操作がしやすくなるよう配慮。また、360°カメラシステムの映像を車両の前後左右、俯瞰などを任意に切り替えることが可能になり、より駐車がしやすくなった。

新たに「MBUX AR（Augmented Reality = 拡張現実）ナビゲーション」を標準装備。従来、目的地を設定して行先案内をする場合、地図上に進むべき道路が表示されていたが、車両の前面に広がる現実の景色がナビゲーション画面の一部に映し出され、進むべき道路に矢印が表示される。ドライビングに集中しながら各種メニュー操作が可能なAMGドライブコントロールを備えた、最新世代の「AMG パフォーマンスステアリングホイール」も標準装備する。