【スクープ!】次期型BMW X3の量産型ライトが見えた

【スクープ!】カモフラージュを減らした新型「BMW X3」のプロトタイプから見えた独特なテールランプ形状

次期型X3のブーメラン型デイタイムランニングライトを確認。
次期型X3のブーメラン型デイタイムランニングライトを確認。
次期型「BMW X3」のプロトタイプを捉えたスクープ写真を入手した。量産型ボディをまとった2台のテスト車両は、これまでよりもカモフラージュが軽減されているようだ。

BMW X3

エクステリアはコンベンショナルなデザイン

プロトタイプの1台は、ツートンカラーのホイールと赤いブレーキキャリパーが印象的だ。どちらにもエキゾーストパイプが見えないことから、この2台はMスポーツ パッケージが装着されていない仕様と思われる。ホットな「Mパフォーマンス」バージョンは、すでにクワッド エキゾーストを装備しているのが目撃されている。

このところ、BMWのデザインには賛否両論あるが、新型X3(G45)は特大のキドニー・グリルやスプリット・ヘッドライトは採用されないようだ。フロントのカモフラージュから覗くのは、今年初めにフェイスリフトされたX5やX6に似たブーメラン形状のLEDデイタイムランニングライトだ。テールライトのグラフィックにも、マイナーチェンジ後のX5に似た”X “のモチーフが見える。

大型化の一方で空力に配慮

フラットタイプのドアハンドルを採用し、空力面でもエネルギー効率向上を図るようだ。
フラットタイプのドアハンドルを採用し、空力面でもエネルギー効率向上を図るようだ。

側面にはまだ念入りな偽装が施されているが、新型X3がフラットタイプのドアハンドルを採用しているのが分かる。空力面の最適化で、エネルギー効率の向上を図る狙いだろう。サイズは現行モデルよりもわずかに大きいようだ。これは、新型X1が全長4500mmと大型化したことも理由のひとつだろう。

BEVのiX3は別モデルとして登場

次期型からBEVのiX3は独自デザインとなる見込み(写真は次期型X3のプロトタイプ)。
次期型からBEVのiX3は独自デザインとなる見込み(写真は次期型X3のプロトタイプ)。

フル電動の「iX3」は、次期型から「ノイエクラッセ」プラットフォームを採用する。そのため内燃機関(ICE)搭載モデルとは外観が大きく異なるだろう。現行のiX3はCLARプラットフォームを共有し、ICEバージョンと基本的にデザインが共通だが、2025年にはフル電動モデル専用アーキテクチャーに変更され、新型が登場すると予想される。

計画されるパワーユニットは3種類

ICEバージョンには、ガソリン、ディーゼルとPHEVが用意されるだろう。
ICEバージョンには、ガソリン、ディーゼルとPHEVが用意されるだろう。

X3では、ガソリン、ディーゼル、プラグイン ハイブリッドのパワートレインが計画されており、本格的なX3 Mにはすでに「G97」というコードネームが割り当てられているという噂もある。ICEモデルの生産開始は、ノイエクラッセベースのiX3より約1年早い2024年8月と予想される。

フロントタイヤの前方には縦長のスリット状が確認できる。

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