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さらなる拡大を目指すアウディ スポーツ
アウディのモータースポーツ部門「クワトロGmbH」は1983年に設立され、2016年に「アウディ スポーツGmbH」へと改称された。
アウディAGの完全子会社として、ダカール・ラリー参戦やニュルブルクリンク24時間レースなどのモータースポーツ活動に加えて、パフォーマンスモデルも開発。アウディ・スポーツのマネージングディレクターを務めるロルフ・ミヒルは、創立40周年を受けて次のようにコメントした。
「アウディ スポーツは、過去40年間を誇らしく振り返り、未来に向けてさらに体制を強化したいと考えています。私たちはアウディAGとともに、モデルラインアップと様々なサービス提供を拡大していきます。近年、アウディ スポーツが手がけてきた商品の販売実績が、それを後押しするでしょう」
ケン・ブロックのドリフトマシンを公開
アウディ スポーツは、2023年10月14日午前11時から、アウディのネッカーズルム工場に隣接する「アウディ・フォーラム・ネッカーズルム」において、ファンを対象とした記念イベントの開催を発表した。
当日はアウディ スポーツGmbHの技術開発責任者を務めるシュテフェン・バンベルガーや、生産責任者のヴォルフガング・シャンツらによる、パフォーマンスモデル開発に関するトークセッションを実施。6月中旬からアウディ・フォーラム・ネッカーズルムで開催されている企画展「アウディGmbHの40年」も楽しむことができる。
アウディ スポーツが手がけてきた歴史的名車や現行モデルを多数展示。今回、2022年に発表された「アウディ S1 e-tron クワトロ フーニトロン」の公開が決まった。このフル電動ワンオフモデルは、1980年代初頭に登場したオリジナルのアウディ クワトロ S1をイメージし、故ケン・ブロックがラスベガスを舞台にドリフトを披露している。
また、ネッカーズルム工場に隣接するベリンガーヘーフェ生産施設の見学会も行われ、フル電動モデルの「アウディ RS e-tron GT1」の生産工程を目の当たりにすることもできるという。