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ランチアの過去・現在・未来を掘り下げる

『Lancia. La storia di una rinascita. 』は、2023年11月27日のランチア創業記念に向けて、毎週公開されている3章構成のドキュメンタリー動画シリーズ。ランチアのナポリターノCEOがホストを務め、各エピソードで異なるゲストとともに「ヘリテージ」「モビリティ」「デザイン」といった3つの主要トピックを探求し、ブランド再生に向けた道のりを紹介する。
ナポリターノCEOは、今回の対談のテーマになった「持続可能(サスティナブル)なモビリティ」について次のようにコメントした。
「ランチアには力強い価値を持った物語がいくつもあります。時代を超越したデザインの美しいクルマがあり、同時に革新とテクノロジーを追求したクルマも存在します。100年を超える伝統から、私たちはサステナブル・デザインの名のもとに、未来のランチアをデザインすることにしました」
「伝統を見直し、持続可能性を第一に考えることで、私たちは時代を超越したデザインを生み出しました。2024年初頭に登場予定の新型イプシロンでは、車内で触れることのできるすべての物のうち、少なくとも50%をリサイクルまたは再生可能な素材を使用する予定です」
電動モビリティがもたらす都市の再生
トリノのチェントロ・スティーレで撮影されたエピソード2は、ステランティスの経営計画「Dare Forward 2030」に沿って、ブランドの電動化プロセスの柱ともいえる「テクノロジー」と「持続可能性」に焦点を当てた。
電動モビリティへの移行は、都市を再考・再生する貴重な機会となるため、ナポリターノCEOは対談相手に建築のスペシャリストである、建築雑誌『domus』のエディトリアルディレクター、ウォルター・マリオッティを指名。さらに、ステランティスのカラー&マテリアルマネージャーであるダニラ・ジョルダーノ、ステランティスのカラー&マテリアルデザイン担当副社長を務めるロッセッラ・グアスコといったゲストも番組に参加した。