「ガーミン フォアランナー265」でランニングが前よりもっと楽しめた

ランニングイベント「GARMIN RUN JAPAN」で発見したGPSウォッチ「フォアランナー265」の意外な才能

スターターを務めたのは、ゲストランナーのタレント井上咲楽さんと陸上競技選手赤﨑暁選手。フォアランナーを着用し、ランニングを楽しんだ。
スターターを務めたのは、ゲストランナーのタレント井上咲楽さんと陸上競技選手赤﨑暁選手。フォアランナーを着用し、ランニングを楽しんだ。
GPS機器のパイオニア、ガーミンがランニングイベント「GARMIN RUN JAPAN」を開催した。1000人が参加するランニングに気軽な気持ちで挑戦した顛末は?

GARMIN RUN JAPAN

フォアランナーシリーズの誕生20周年イベント

30代の頃、40代の先輩がランニングを始めた。当時その気持ちはまったく理解できなかったが、自分がその年代になった時に完全に理解できた。きっかけはコロナ禍での外出自粛で、1日の歩数が従来の半分以下になったことだ。

このまま衰えていくことに抗いたいという本能めいたものを感じ、さっそくランニングアプリを入れたスマホを片手に走り始めた。ペースはわかるし、推奨ルートが表示されたりまあまあ便利だが、走るほどに心拍数の上がり方が心配になった。もう40代も後半、昔なら初老と言っていい年齢だ。そこで先輩ランナーに勧められたランニング用ウォッチが、ガーミンのフォアランナーである。ガーミンはGPSを活用した機器メーカーで、当初ポータブルナビが有名だった。現在は長年培ったGPS機器開発を活かして、ランニング向けウォッチで人気を博している。

というわけでガーミン製ランニングウォッチをここ数年愛用している。そのガーミンがフォアランナーシリーズの誕生20周年を記念したイベント「ガーミンランジャパン」を開催するというのを聞いたのは9月頃。ガーミンのスマホ向けランニングアプリと連動して、参加申し込みや計測・記録はもちろん、イベント当日までのトレーニングメニューも作ってくれるという。

これまで何となくがむしゃらに、あるいはダラダラと走っていたが、アプリが丁寧に指導してくれる。さらにはイベントに参加するメディア向けにガーミンが練習会まで開催してくれた。トゥータッチ、ニーアップ、ポップコーンスキップなど、これまで知らなかった本格的なトレーニング方法を教わり、12月の開催に向けてこれまで以上にランニングに打ち込んだ……、というのは盛りすぎで、実際は出張や家庭行事の都合もあって、「え、もう来週じゃん」と焦る始末だった。

イベントテーマは「自己ベスト」

素晴らしい快晴に恵まれた12月10日のイベント当日、会場となる横浜・臨港パークには約1000名の参加者が集った。それぞれの腕にはフォアランナーなどのガーミンウォッチが装着され、スタートゲートをくぐると同時に計測を開始する。私も「ガーミン・フォアランナー265」を装着して走る。「すべてのランナーが『自己ベスト』を尽くす」というイベントテーマに沿って、それぞれ自己記録を更新するべく全力を出していた。

コースは10kmと5kmが用意されていたが、私が参加したのは5kmコース。周りのハイペースランナーに導かれるまま、序盤をオーバーペースで走り、後半見事に失速。それでも自分で入力した目標タイムをクリアできていた。偉い、俺! だが、ふとアプリの機能でこれまでのベストをチェックすると、なんと初めてガーミンを装着して走った日が自己ベストだった。

あの日、初めて目にした高い心拍数はクルマで言えばレッドゾーンに当たりまくっていた。その現実に恐れ慄き(なにしろ初老ですから)、フォアランナーが推奨する心拍数は超えないようにしていた。イベントテーマの「自己ベスト」は更新できなかったが悔いはない。衰えないことより命が大切である。

スポーツに導いてくれるGPSウォッチ

ところでフォアランナーを操作していて、自転車やスイムなんてのがあることに気づいた。最近子供の付き添い(家庭行事)でスイミングスクールに行っているが、ガーミンを装着してスイミングもいいかもしれない。フォアランナーは、ランニングに限らずスポーツに導いてくれるGPSウォッチなのかもしれない。

PHOTO/GENROQ

9月15日(金)よりエントリー受付開始。12月10日(日)に開催される。

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著者プロフィール

吉岡卓朗 近影

吉岡卓朗

ゲンロクWeb編集長。趣味はクルマを用いたラリーやレースなどモータースポーツ活動だったが、現在はもっぱ…