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エレトレとエメヤのオーナーに向けた新サービス
ロータスは急激に増加するフル電動モデル、つまりBEVのカスタマーに対応すべく、欧州において新たな充電パートナーシップを締結した。これによりフル電動クロスオーバー「エレトレ」のオーナーは、ボッシュが展開する充電サービスを利用できるようになった。このサービスは、2024年後半からデリバリーが開始される、新型フル電動サルーン「エメヤ」のオーナーにも適用される。
ボッシュの充電ネットワークは英国、ドイツ、フランスを含む、欧州30ヵ国・60万ヵ所以上の公共充電ステーションで利用可能。ドライバーは「ロータス・チャージング・カード(Lotus Charging Card)」をタップするだけでネットワークにアクセスでき、ロータスのスマートフォンアプリで必要な情報を簡単に手に入れることができる。
このアプリにより、ドライバーは充電履歴を記録し、コストを管理できる。リモートで車両のバッテリー状態をチェックすることも可能だ。ロータスグループのチーフ・コマーシャル・オフィサーを務めるマイク・ジョンストンは、充電ネットワークの拡充について次のように説明する。
「充電インフラの不足は、 EV普及の最大の障壁であり続けています。電動化への移行を加速させるために、EVを所有することを、これまでより簡単にする必要があります。そのためには業界全体の協力が鍵となるのです」
「ボッシュの充電ネットワークを活用することで、ヨーロッパのどこにいても簡単に多くの充電施設を使用することができます。これにより、ロータスのEVをより自信をもってお客様に薦めることができるようになります」
家庭用充電ポイントの設置もサポート
エレトレとエメヤには「ロータス・ハイパーOS」を搭載し、車載インフォテインメントシステムは、インテリジェントなEV向けルートを提供する。この機能により、ドライバーは簡単に近くの公共充電施設へのアクセスが可能になる。航続距離の不安が軽減され、移動時間が大幅に短縮。このシステムは、リアルタイムのバッテリー消費量に基づき、代替ルートを提案することもできる。
また、モビライズ・パワー・ソリューションは、家庭用充電ポイントの販売と設置、注文からテストまでを個別にサポートするロータスオーナー向けパッケージを提供する。価格は1199ポンド〜(2155ユーロ)とリーズナブルに抑えられており、テザーケーブルを標準装備。家庭用太陽電池で発電されたエネルギーを利用することもできる。モビライズ・パワー・ソリューションのニコラス・ショーティCEOは、ロータスとの協力関係締結について以下のようにコメントした。
「あらためて、ロータスのEV設置パートナーとして選ばれたことを誇りに思います。自宅での充電は、ロータスのカスタマーにとってEVを最大限に活用する、最も便利な方法だと言えるでしょう。私たちが展開するパッケージと、新たなパートナーシップのおかげで、これまで以上に簡単に充電機器を家庭へと設置できるようになります」