初代シティ純正のマルセイユブルーが好印象! 乗り続けて35年のステップバン!

初代シティ純正のマルセイユブルーに全塗装、可愛いルックスに一目ぼれで乗り続けて35年! HONDA LIFE STEPVAN |いつだって全開!! サブロク倶楽部 ホンダ・ライフ・ステップバン

実に35年も前から乗り続けて
その当時流行っていたバニングのスタイルを取り入れた。
その楽しさは今も変わらない。

先輩から譲り受け即座にバニングへ

今から35年前というと、ちょうどバブル景気が盛り上がり始めた時代。誰もが高級車に憧れ、ガイシャも数多く輸入された。その頃にシボレー・アストロを手に入れたのがこの車のオーナー。ちょうどアストロが流行り始めた頃で、その前にはキャラバンに乗っていた。ということで分かるように、オーナーはバニングが流行った時、サーファーをしていた。


そんな折、先輩が小さく可愛いバンに乗っていた。それを見て一目惚れしてしまった。そのクルマこそ、今も乗っているステップバン。先輩を口説き落として手に入れたのだ。


もちろん当初はノーマルだったが、手に入れるのと同時にカスタムを開始。当時はまだホンダから補修部品が何でも出た。そこでドアを全部とボンネット、リヤゲートの新品を購入。それらを使って全塗装するのと同時にリヤクオーターとリヤゲートのウィンドゥを埋めてしまった。今ならもったいない話だが、まさにバニングの定番スタイルにしたのだ。

空冷2気筒エンジンのホンダN360はスバル360を撃沈するが、欠陥車として訴えられる。無実が証明されるもイメージが悪化したため、1971年に水冷エンジンのライフにモデルチェンジ。そのライフをベースにパネルバンとピックアップ、2台の商用車が追加される。それがステップバンとピックアップで、ビジネスに便利な設計がウリだった。

SUSPENSION

REAR
4J-10+165/70R10

リヤも165タイヤ。フロントはフェンダーとツラツラだがリヤは余裕。

FRONT
4J-10+165/70R10

ホイールは純正を黒く塗装してメッキリング仕立て。タイヤは165を履く。

ENGINE

初めは自分で組んだが、オイル消費が激しく仲間が組んだエンジンに変更した。
CR35キャブでセッティング。茶こしファンネルだ。
アルミのスプロケカバーは四国の近藤レーシング製だ。

チューニングしつつサーファーらしさも残す

リヤクオーターを埋めてバンらしいスタイル。30年前に全塗装したのは初代シティ純正のマルセイユブルーだ。

5年前に仕上げた当時は、フロントにエアダムバンパーを組みリヤウィンドゥもない状態。ただ、最近のイベントに参加すると周囲はノーマルが多くなった。そこでバンパーとリヤゲートは純正に戻した。


また初めはノーマルだったエンジンも、自分で組みたくなった。そこでボアアップピストンを使ってチューンしたが、オイル消費が激しくなった。そこで仲間に新たに組んでもらうことに。ピストンを変えて400㏄までボアアップするのだが、やはり組み方がうまい人なのでヘッドなども小技を利かせてチューニング。もちろんミッションはライフ用5速にした。


昔はサーフィンもやっていたが、なんと最近になってアロハキャリアが復刻されたことを知る。すると昔が懐かしくなり早速手に入れた。今はもうサーフィンをやることはないが、キャリアが載っているだけでも気分は爽快。やっぱりステップバンといえば、サーファーなのだ。

室内

追加メーターやチンチラ張りのインテリアはスポーティな装い。古さを感じない!
チンチラを張るだけで古さが消える。助手席にはクーラーユニットを残している。
ライフ用5速MTにしているのでノブもライフ用。クーラーに当たるので曲げている。
このホンダ・ライフ・ステップバンの記事は、令和に残るクルマ改造雑誌『G-ワークス』(毎月21日発売)に掲載された記事を引用・転載したものです。

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