三菱自動車が「人とくるまのテクノロジー展2023 名古屋」に出展。“三菱自動車らしさ”を支える技術を紹介

三菱自動車はこのほど、7月5日(水)〜7日(金)まで、愛知県国際展示場(Aichi Sky Expo)にて開催される自動車技術展「人とくるまのテクノロジー展2023 名古屋」の出展概要を発表した。

電動化技術、四輪制御技術、耐久信頼性技術、快適性技術、安全技術の5つの技術開発の考え方や将来の方向性を紹介

三菱自動車は「環境×安全・安心・快適」を実現する技術に裏付けられた信頼感により「冒険心」を呼び覚ます心豊かなモビリティライフを提供している。今回の同イベントで同社は、こういった“三菱自動車らしさ”を支える電動化技術、四輪制御技術、耐久信頼性技術、快適性技術、安全技術の5つの技術開発の考え方や将来の方向性を紹介する。

なお、同社のブースには参考出品として、昨年のアジアクロスカントリーラリー2022で優勝した「トライトン」のレプリカが展示される

今年もリアル展示会とあわせて、オンライン展示会が7月19日(水)までハイブリッドで開催される。リアル展示会への入場およびオンライン展示会へのログインには、来場登録が必要になるので、同イベントの公式サイトからご登録を。また、オンライン展示会における三菱自動車の出展内容は、同社の特設ページでも確認できる。

●三菱自動車らしさを支える技術ポイント
(1)電動化技術
・2050年のカーボンニュートラル実現を見据え、走行中に加えて、燃料/電力の製造、クルマの製造、廃却まで含めたLCA(Life cycle Assessment)の考え方でCO2排出量低減に有効なプラグインハイブリッドEV(以下PHEV)を電動化のコア技術とし、世界各地の地域事情やユーザーニーズに応じて、PHEV技術を活用したHEVやBEVを提供していく。
・環境性能、EV性能に加えて、三菱自動車らしい操縦安定性と走破性にこだわったPHEV技術を強化していく。

(2)四輪制御技術
・三菱自動車独自の四輪制御技術は、四輪のタイヤの能力をバランス良く最大限に引き出し、どんな場面でも“意のままの操縦性”と“卓越した安定性”を実現する技術で、Response「人の感覚に遅れない応答」、Linearity「人のイメージに合う動き」、Resilience「レスポンスとリニアリティを損なうことなくドライバーの要求操作に粘り強く応答する」の3点に注目して開発。

(3)耐久信頼性技術
・新型車開発やモータースポーツ活動を通した世界のあらゆる路面と環境で培った設計思想で、私たちが遭遇するどんな環境においても、無事に帰ることができる頑丈なクルマを目指して開発している。
・三菱自動車は愛知県岡崎市の技術センターや北海道東部の音更町にある十勝研究所に、世界の厳しい自然環境や路面を再現したコースや試験設備を有している。こうした環境下で過酷な試験を行い、そのフィードバックを設計に活かしている。

(4)快適性技術
・家族や仲間と共に、刺激的で愉しい時間を過ごしたくなる車内空間となるよう、日々進化するIT技術を活用した運転サポートや、音響、おもてなし機能をはじめ、空調や日射コントロールなどにより、心地良い車内環境を提供する。

(5)安全技術
・三菱自動車の製品開発においては、事故ゼロのクルマ社会を目指す安全理念のもと、安全技術の考え方として、交通事故を未然に防止する技術(予防安全)、交通事故による被害を軽減する技術(衝突安全)、工業製品としてハードウェア、ソフトウェア両面から想定される危険の回避(製品基本安全)の3つの自動車安全フレームワークを策定して取り組んでいる。

●自動車技術展「人とくるまのテクノロジー展2023 名古屋」公式サイト

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