北米日産、ローグの2022年モデルに新しい1.5ℓVCターボエンジン搭載!

日産ローグ
北米日産は、コンパクトSUV「ローグ」の2022年モデルに新しい1.5ℓ可変圧縮(VC)ターボエンジンを搭載すると発表した。北米で人気を博している「ローグ」をより強力で、燃料効率が高く、楽しく運転できるようなモデルにするとしている。ちなみに「ローグ」は日本では「エクストレイル」として販売されている。北米では2020年に新型に切り替わったが、日本ではまだ新型に切り替わっていない。今後のモデルチェンジに期待される一台だ。

ローグの2022年モデルは、クラス最高の燃費、そしてよりトルキーでキビキビとしたドライビングを提供するという。また、同時に同セグメントでトップクラスの安全装備を維持している。

そんな2022年モデルに追加されるのは、新しい1.5ℓVCターボエンジンだ。最高出力201ps、最大トルク305Nmを発揮し、これは、2021年モデルの直列4気筒2.5ℓエンジンと比較してそれぞれ11%、24%向上したことになる。また燃費も3mpg(約1.3km/ℓ)良くなっている。

日産ローグ2022年モデル
2021年モデルと比べて内外装のデザイン変更は見受けられない。

日産は、インフィニティQX50、日産アルティマに直列4気筒2.0ℓVCターボを導入し、可変圧縮エンジンを開拓してきた。これらのVCターボシステムは、画期的で高度なマルチリンクシステムを使用して、圧縮比を継続的に調整し、電力と効率を最適化する。高/低圧縮比テクノロジーによって、ダイナミックパフォーマンスとエコの2つの異なるドライビングを両立させているのが特徴だ。

新開発の1.5ℓVCターボエンジン

北米日産、製造およびサプライチェーン管理担当のシニアバイスプレジデント(SVP)であるスティーブ・マーシュは、「VC-Turboは、日産が米国でこれまでに製造した中で最も先進的なエンジンです。新しいローグエンジンにより、日産の顧客が私たちの車に期待するスリリングな運転体験を提供する最高品質のパワートレインを提供し続けます。」と語っている。

2022年モデルの価格は、日本円で約304万円から433万円までとなっている。日本での登場が期待されるローグ(エクストレイル)だが、どのようなパワートレーンが用意されるか楽しみだ。

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