ヤマハが「AR250」を国内初導入&「ウェーブランナー」2025年モデルも発売! スポーツボートと水上オートバイの新ラインナップ

ヤマハ発動機は、スポーツボートの2025年モデル計4モデルを同年4月から、水上オートバイ「ウェーブランナー(WaveRunner)」の2025年モデルを同年2月から発売することを発表した。

国内初導入の「AR250」ほか、4モデルが発売

2025年のスポーツボートのラインアップは、ラグジュアリーなフラッグシップ「275SD」、ウェイクスポーツに特化した「255XD」、コンパクトな艇体ながら優れた走行性と居住性を併せ持つ「AR195」。そして、多彩なウォータースポーツやレジャーに対応する「AR250」がニューモデルとして国内に初導入される。

「AR250」は1.9LのHO(ハイアウトプット)エンジンを2基搭載。スムーズな加速性能とスピード、俊敏な運動性により快適なドライブフィーリングを実現。また、エンジン情報や走行情報などを集中管理するとともに、ライトやオーディオなどの操作を行える「CONNEXT (コネクスト)」(7インチカラー液晶タッチスクリーン)を採用するなど先進技術が取り入れられ、走る楽しさと利便性が向上されている。

多彩なマリンプレイに応える「AR250」を導入

「AR250」は、定評のある1.9Lハイアウトプットエンジンを採用し、滑らかな加速性能と卓越したスピードを実現。ゆとりあるレイアウトに大型のスイミングプラットフォーム(デッキ最後部のステップ)、大容量のストレージ、シートレイアウトのアレンジが可能なバウクッション(デッキ前方クッション)、トーイングスポーツに対応するウェイクタワーを装備するなど、幅広いウォータースポーツ、水上での過ごし方に応えるファミリーファンモデルだ。

革新的な操縦性/操作性を実現した「DRiVE X」の採用

フラッグシップ「275SD」および、ウェイク専用モデル「255XD」に搭載。「DRiVE X」は、ステアリングに取り付けられたスイッチや左右のパドル操作によって、ステアリングから手を離さずに横移動やその場での旋回(回頭)、艇体を桟橋に横付けできるドックホールドなど、離着岸で直感的な操縦性を実現するシステムとなっている。

エンジン情報や走行情報、各種操船コントロールを集中管理する「CONNEXT(コネクスト)」

カラー液晶「CONNEXT(コネクスト・マルチファンクションディスプレイ)」を全モデルに採用。エンジン情報や走行情報、各種操船コントロールの集中管理、GPSマップの表示、オーディオのコントロールなど様々な機能を装備している。

そのほか、安定した低速走行を可能にする「スラスト・ディレクショナル・エンハンサー(T.D.E.機構)」、港内など必要に応じて安定した微速航行を可能にする「ノーウェイクモード」、長時間のクルーズ時に一定のエンジン回転数を保持する「クルーズアシストシステム」などを採用し、快適なボーティングが提供される。

ウェイクスポーツに特化した専用モデル「255XD」

「255XD」は大容量のバラストタンクと電動ウェイクブースターを採用し、最適な引き波を作ることができるウェイクスポーツ専用モデル。取り外しも可能な新たなソフトバッグタイプのバラストタンクを3箇所に設置し、「CONNEXT」の操作で注排水を管理することが可能。

新たなカラーリングとグラフィック

上位モデル「275SD」および「255XD」の艇体には、新色のブラックデッキゲルコートが採用されている。

専用設計のヤマハ製オーディオシステムが水上オートバイ4モデルに搭載

水上オートバイの2025年モデルは、ラグジュアリーモデルの「FX Cruiser SVHO」「FX Cruiser HO」、パフォーマンスモデルの「GP SVHO」、レクリエーショナルモデル「VX Cruiser HO」、一人乗りスタンドアップモデル「SuperJet」の計5モデルをラインアップ。

このうち「SuperJet」を除く4モデルには、ヤマハと共同開発された「ウェーブランナー」専用設計の高音質オーディオシステムが搭載されるなど、従来の走行性、機能性に加えて、水上でより豊かな時間を過ごすための装備が充実している。

カラー&グラフィックについては、よりモダンなスポーツ性を強調する、新色「コースタルオーラ」が「FX Cruiser HO」および「VX Cruiser HO」に採用されている。

「FX Cruiser SVHO」
「FX Cruiser HO」

「ウェーブランナー」専用高音質オーディオシステム

ヤマハが「ウェーブランナー」のために専用設計したオーディオシステムを4モデルに標準装備。高感度かつパワフルなスピーカー、大出力の連続再生が可能なアンプ、最適化された音響チューニングによって水上での豊かな時間が演出される。

より見やすく、使いやすくなったタッチスクリーン式「コネクスト・マルチファンクションディスプレイ」

  • 各種ドライブコントロール、セキュリティシステム、T.D.E(微速前進/後進コントロール)、ノーウェイクモード、クルーズアシスト、オートトリムなどの操作を可能にする「コネクスト(CONNEXT)・マルチファンクションディスプレイ」を採用。
  • 7インチの大型スクリーンを「FX Cruiser SVHO」「FX Cruiser HO」へ、4.3インチのスクリーンを「VX Cruiser HO」「GP SVHO」へ採用。好みに合わせてメーター表示がカスタマイズ可能になるなどの変更が追加されている。

カラー&グラフィックを刷新

  • SuperJetを除く4モデルにおいて、新たなカラー&グラフィックを採用。「FX Cruiser HO」および「VX Cruiser HO」には、よりモダンなスポーツ性を強調する、新色「コースタルオーラ」が追加されている。
  • SuperJetについては定評のあるホワイトカラーとブラックのアクセントカラーを継続採用するとともに、ハンドルポールをブラックとし精悍さを増している。

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