
新型アウディ A6 アバントは、機能的かつ時間を感じさせないデザインが特長のステーションワゴンだ。
洗練されたデザインは、Cd値0.25という卓越した空力性能にも貢献し、内燃エンジンを搭載するアバントとして最高値を誇る。優れた空力性能の実現には、大型のエアカーテンや前面の制御式クーリングインテークに加え、特徴的なルーフスポイラーやリヤウィンドウ側面のエアロダイナミクスパネルが大きく貢献している。
また、スポーティなリヤデザインには、アバントらしさを強調する印象的なディフューザーが採用されている。同時に、ロングホイールベースと伸びやかなボンネットがエレガントさを演出し、A6 アバントの完璧なプロポーションが完成されている。


MHEV plus マイルドハイブリッドテクノロジーは、A6 アバントの卓越したドライビングエクスペリエンスを支える重要な要素となる。この部分電動化技術は、2.0 TDI 4気筒エンジン(150 kW)に加え、3.0 TFSI V6エンジン(270 kW)にも採用されている。このシステムは、48Vバッテリー、BAS(ベルト駆動オルタネータースターター)、統合型パワーエレクトロニクスを備えたPTG(パワートレインジェネレーター)の3つの主要コンポーネントで構成されている。PTGにより完全電動での駐車や低速走行が可能になり、また、市街地走行時や渋滞時、あるいは郊外での走行の際にも、電力走行が可能だ。さらにPTGは、発進時や追い越し時に最大230Nmのトルクと最大24PSのアシスト、減速時には最大25kWのエネルギーを回生し、高効率な走行が実現されている。
A6 アバントには、プログレッシブステアリングが標準装備され、よりダイレクトなレスポンスが実現されている。トーションバー、剛性高く取り付けられたステアリングラック、強化されたコントロールアームブッシュなどの改良により、先代モデルと比較して、ステアリングホイールからタイヤまでの剛性が全体的に向上されている。さらに、フロントアクスルのキャンバー角がわずかに増加されている。これらの改良により、ステアリングの応答性が向上し、よりダイレクトなフィードバックが得られるようになっている。高性能な駆動システムとの組み合わせにより、軽快で精密なハンドリングが実現されている。

広々とした空間と最先端テクノロジーにより、新型A6 アバントのインテリアはファーストクラスの移動体験が実現されている。ドライバーオリエンテッドの操作コンセプトが採用され、パノラマディスプレイとパッセンジャーディスプレイによって、新たな次元のデジタル体験が実装されている。また、パーソナライゼーションの要素が、ライティングにおいても重要な役割を果たしており、フロントおよびリヤの7種類のデジタルライトシグネチャーが選択可能となっている。

さらに快適性を高める先進装備には、パノラマガラスサンルーフも含まれている。開放感のある空間を演出し、明るく開放的な雰囲気と効果的な遮光をスムーズに切り替えられる。Bang & Olufsenの3Dプレミアムサウンドシステムは、フロントヘッドレスト内のスピーカーを含む高精度なサウンドデザインにより、比類なきオーディオ体験を実現している。特に、洗練されたエアロアコースティックテクノロジーと車両全体の静粛性は、その質の高いオーディオ体験に貢献している。さらに、オプションの4ゾーンオートマチックエアコンにより、ドライバー、助手席および後部座席の乗員、それぞれに最適な温度環境が保たれる。イオナイザーと微粒子センサーを含む空気質オプションを選択すれば、車内の空気をよりきれいに保つことができる。