
ここ数年、オフロードにインスパイアされたモデルは人気があり、ポルシェ911 ダカールやランボルギーニ ウラカン ステラートなど、頑丈なスポーツカーがいくつか登場している。

Loder1899のマスタング シェルビーGT 350 カスタムカーは、名画として知られる1968年の映画『華麗なる賭け』のリメイク版である1999年の『トーマス・クラウン・アフェアー』に登場する車(編注:1968年型 フォード マスタングGTAのワンオフ・カスタムカーで通称“オフロード・シェルビー”。ちなみに原典の『華麗なる賭け』ではVWデューンバギーが使用された)にインスピレーションを得てコンセプトを製作、車高が高く、BFグッドリッチのオールテレーンT/Aタイヤをはいたユニークなホイールを特徴としている。また、丸みを帯びたフェンダーフレアと補助ライトも付いている。
さらに、レカロシート、ロールバー、ユニークなリヤデッキリッドも装備、後者にはスペアタイヤが収納されており、レザーストラップで固定されている。
この車は厳密にはコンセプトカーだが、『Top Gear』は同社CEOマクシミリアン・ローダー氏から「このコンセプトカーが愛好家を興奮させると確信しています。反応がよければ、生産を開始します」というコメントを引き出している。
ローダー氏は性能仕様については言及していないが、2025年型シェルビーGT350にはおなじみの5.0L V8エンジンが搭載され、最高出力487psを発揮する。ただし、顧客は3.0Lのホイップルスーパーチャージャーを追加して、出力821psで上げることができるという。このエンジンはオートマチックおよびマニュアルトランスミッションと組み合わせることができる。
量産型がどのような形で発売されるか不明だが、ローダーが“ダークホース”をベースにモデルを作る可能性もあるという。そうなれば、5.0L V8エンジンで最高出力507ps、最大トルク566 Nmを発揮することになる。










