超人気車だけど、トミカなら納車待ちなし?

トミカ × リアルカー オールカタログ / No.21 光岡 バディ

発売から50年以上、半世紀を超えて支持される国産ダイキャストミニカーのスタンダードである『トミカ』と、自動車メディアとして戦前からの長い歴史を持つ『モーターファン』とのコラボレーションでお届けするトミカと実車の連載オールカタログ。あの『トミカ』の実車はどんなクルマ?
No.21 光岡 バディ (サスペンション可動・希望小売価格495円・税込)

『トミカ』の『No.21 光岡 バディ』は、光岡自動車が開発・製造・販売しているクロスオーバー型の“パイクカー”です。光岡自動車はあまり聞きなれない名前の自動車メーカーだと思いますが、もともとは『BUBUシャトル』といった50ccエンジンを搭載して自動二輪免許や原付免許で運転が可能なゼロハンカー(原付ミニカー)で知られた、富山県富山市に本社を置く、日本で10番目の自動車メーカーです。

光岡バディの実車フロントビュー。
光岡バディの実車リヤビュー。

光岡自動車は1987年から“パイクカー”の製造・販売を開始、現在までに様々な“パイクカー”を開発・製造・販売してきましたが、1994年に発表したオリジナル車『ゼロワン』が組立車として認可され、その後に型式指定を受けたことにより、改造車ショップではなく自動車メーカーとなりました。その後のオリジナル車としては、2006年に登場したファッションスーパーカー『大蛇(オロチ)』が有名で、以前は『トミカ』で発売されていました。

さて、“パイクカー”とは“パイク=槍(やり)”を語源とし、「(デザインなどのどこか一点が長所として)突き抜けたクルマ」を意味します。一般的には「特徴的、あるいは個性的なスタイリングの自動車」を指します。また、基本的には既存の自動車を改造してオリジナルのスタイリングを与えたものを言いますが、前述の光岡自動車の『ゼロワン』や『大蛇(オロチ)』のように、オリジナルのプラットフォームやフレームで作られるものもあります。

「オールドアメリカンテイスト」と「遊び心」が光岡バディの開発テーマ。

『光岡 バディ』は2020年3月現在、光岡自動車の“パイクカー”の最新モデルで、トヨタの5代目のRAV4(XA50系)をベースに作られています。「オールドアメリカンテイスト」と「遊び心」を開発テーマに、スタイリングはアメリカ、GM(ゼネラルモータース)の2代目(K5)シボレー・ブレイザーの中期型がイメージされ、フロントバンパーを含むノーズ部分、およびリヤバンパーカウル部分がハンドメイドで製作されたカスタマイジング・モデルです。それゆえ全長が130mm、全幅が10mmそれぞれRAV4より大きくなっています。

車内はほぼベース車のトヨタRAV4と変わらない。
後席まわりも狭苦しいことはなく、実用性は高い。

基本的にはトヨタRAV4のスタイリング・カスタム車であるため、メカニズム的な部分はRAV4と同じですが、RAV4に用意されているハイブリッド仕様はありますが、プラグインハイブリッド(PHV)仕様はありません。なお、ガソリン車のエンジンはトヨタのM20A-FKS型2.0ℓ直列4気筒、ハイブリッド車のエンジンには同じくトヨタのA25A-FXS型2,5ℓ直列4気筒が搭載されます。また、トランスミッションはガソリン車がDirect Shift-CVT(ギヤ機構付自動無段変速機)、ハイブリッド車が電気式無段変速機になります。

今までにないオールド・アメリカンなテイストのクロスオーバーSUVとして、発表直後から光岡バディの人気は非常に高く、生産が追い付かないため、その強化のために2022年2月3日にトノックス、三菱ふそうバス製造の2社と車両製造委託を基本合意しています。

『トミカ』の『No.21 光岡 バディ』は可動部はサスペンションのみですが、実車の人気を反映して人気が高く、アメリカンなテイストを表現するためか、比較的大柄で充実感のあるボリュームの1台となっています。

■光岡 バディ (20ST 4WD・2.0ℓガソリン車) 主要諸元

全長×全幅×全高(mm):4730×1865×1685

ホイールベース(mm):2690

トレッド(前/後・mm) :1605/1625

車両重量(kg):1620

エンジン形式:型 M20A-FKS型 直列4気筒DOHC

排気量(cc):1986

最高出力:126kW(171ps)/6600rpm

最大トルク:207Nm(21.1kgm)/4800rpm

トランスミッション:CVT

サスペンション:(前)ストラット/(後)ダブルウィッシュボーン

ブレーキ:(前)ベンチレーテッドディスク/(後)ディスク

タイヤ:(前後): 225/65R17

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