ほとんどストロークしないサスペンションに不安が募る……【DeAGOSTINI 週刊 Honda NSX 組み立て記録】

今回は左リヤブレーキをサブフレームにドッキング。5本くらいあるアーム類を同時にはめ込んでビス留めしていくので、かなり複雑な作業となります。
デアゴスティーニから販売中の『週刊 Honda NSX』。1/8のビッグスケールダイキャストモデルとなった日本の誇るスーパーカー・ホンダ NSXに、GENROQ編集長 ゲンが挑む。一応仕事ではあるのだがほぼ趣味な、地味に組み立てているだけ連載。延々組み立てて18回目。よりホンモノへと近づけるためのひと手間ふた手間は惜しまず、ホンモノっぽくないサスペンションに不安が募る……。

TEXT&PHOTO:永田元輔(NAGATA Gensuke)/GENROQ PHOTO&FIGURE:HONDA

コレどこについてたんだっけ? アッパーマウント部のサブフレームの組み立て中に外れたチューブ……【DeAGOSTINI 週刊 Honda NSX 組み立て記録】

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Vol.37|左リヤのブレーキ/サスペンション

37号は左リヤのブレーキとサスペンションです。まずハブ部分のパーツにキャリパーを組み付けます。このキャリパーは金属パーツで重量感もあり、オレンジの塗装の非常にキレイですが、フロントの時と同様に後ろ側まですべてオレンジで塗られているので、その部分をフラットブラックで塗装します。こうすることで本物感がグンと増しますね。

続けてロアアームを2本ビス留めして、さらに黒いプレートを取りつけます。これはやはり導風板でしょうかね。ちなみにこのパーツはビス留めではなく突起にはめ込む方式です。リヤサスまわりの組み立てはここまで。
あとは製作済みのリヤフレームを取り出し、ロアアームの受けとなるマウントをビス留めし、さらにVol.35で組み立てたスタビライザーの片側にコネクターをはめ込みます。

やはり、手間を惜しまず塗装することで、本物感がグンと増しますね。

Vol.38|ブレーキローター組みつけ

前回はハブにキャリパーを固定しましたが、Vol.38ではそこにブレーキローターを組みつける作業を行ないます。ブレーキローターはVol.3で作ったフロントと同じように、樹脂製の円盤状の板を2枚組み合わせ、その外側に薄い金属の丸いプレートを乗せて作る方式。これで金属製ブレーキローターを見事に表現しているのですが、やはり個人的にはオプション設定のカーボンセラミックローターを再現したい。カーボンセラミックローターの表面は切り出した石のような感じで、金属的な光沢とはかなり雰囲気が違うのです。

これがオリジナル状態のブレーキローター。スチールローターならこのままでOKですが、オプションのカーボンセラミックローターのようにしてみたい。ドリルドの孔もシルバーなのは変です。

そこでフロント同様にガンメタルとフラットベースを混ぜてローターに塗ってみました。さらにベースの円盤をフラットブラックで塗装。これでローターのドリルドの中が実車のように黒く見えるようになります。

ガンメタルとフラットベースを混ぜた塗料でローターを塗装。ちょっとカーボンっぽくなったよね!? ベースの樹脂プレートはフラットブラックで塗装してドリルドの孔が黒く見えるようにしました。
これが実際のNSXのカーボンセラミックローター。ちなみに発売当時のオプション価格は116万2300円! でした。

ローターが完成したら前回組み立てたリヤハブにプレートを装着し、組み立てたローターをはめ込みます。さらにサイドブレーキキャリパー(説明書には普通にリヤブレーキキャリパーと書いてある)も装着。
ローターとハブの組みつけが完了したらリヤサブフレームを取り出し、トランスミッションケースの孔にドライブシャフトを差し込みます(これ、説明書にはトランスミッションシャフトと書いてあるのですが、トランスミッションシャフトはミッション内部のパーツのことなので、これは明らかな間違いだと思いますね)。
ちょっとディテールアップしようと思ってこのドライブシャフトのブーツ部分をフラットブラックで塗ってみたんですが、見た目はほとんど変わりませんでした。残念。
組み立てたリヤブレーキはサブフレームにドッキングするのですが、これが結構大変でした。アームが複数あるので、それらをすべて該当箇所に当てはめながらビスを締めていく作業が非常に難しいのです。フレームの向きを縦に横にと変えながら奮闘し、なんとか完了。
でもサスペンションがほとんどストロークしないのが気になります。本当にこれでいいのかな……。

ほとんどストロークしないサスペンションに不安が募る……。

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一気見すると圧巻です。お時間あるとき、ぜひどうぞ。

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