500台のシビックがもてぎを埋め尽くす! パレード走行で50回目の誕生日を祝福【エンジョイホンダ2022】

エンジョイホンダ2022
エンジョイホンダ2022で行われたシビックのパレード走行「CIVIC Owner’s Parade in Enjoy Honda 2022」。記念撮影では、「50」のハンドサインでシビック50周年を祝った。
記念すべき20回目の開催となったEnjoy Honda(エンジョイホンダ)。そのイベントの主役となったのが、50周年を迎えたシビックだ。約500台ものオーナーカーが集結し、2回に分かれてモビリティリゾートもてぎのロードコースでパレード走行を実施。シビックが積み上げてきた半世紀という長い歴史の重みを感じさせてくれる圧巻の光景が広がった。
PHOTO●平野 陽(HIRANO Akio)

愛され続けて50年! 初代RSから新型タイプRまで歴代シビックが大集合

記念すべき20回目の開催となったEnjoy Honda(エンジョイホンダ)。ホンダの四輪・二輪からモータースポーツ、さらに耕運機や発電機といったパワープロダクツ製品までが集い、ホンダの魅力をたっぷりと体感することができるイベントだ。2001年の初開催以来、100万人を超える来場者を集めていると聞けば、その人気のほどが窺えることだろう。

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ホンダにまつわるクルマやバイク、レース車両が勢揃いするエンジョイホンダ。2019年以来、久しぶりの開催となり、モビリティリゾートもてぎは多くの来場者で賑わった。

取材班は会場のモビリティリゾートもてぎに9時前に到着したのだが、その頃には入場待ちのクルマ(その多くがホンダ車)がゲート前にずらりと列をつくっていた。2019年以来久々の開催ということもあり、多くのホンダファンにとって、待ちに待ったイベントとなったようだ。

今回のエンジョイホンダは9月3日(土)・4日(日)の2日間にわたって開催されたのだが、目玉コンテンツの一つとなったのが、3日(土)に行われたシビックのパレード走行だ。

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オーバルコースにずらりと並んだパレード走行の参加車。貴重な初代シビックRSの姿も!

これは1972年に初代が誕生したシビックの生誕50周年を記念したもので、抽選で選ばれた一般オーナーの歴代シビックが大集結。パレード走行は午前・午後の計2回行われたのだが、それぞれ約250台のシビックがモビリティリゾートもてぎのレーシングコースを駆け抜ける姿は圧巻の一言! 50回目という節目の誕生イヤーを祝うにふさわしい1日となった。

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パレード走行は2回実施され、それぞれ抽選で選ばれた約250台の歴代シビックが集った。

そのパレード走行では初代シビックRSや5代目(EG型)といった懐かしいモデルの姿も見られたが、目を引いたのは先代(10代目)と現行(11代目)の台数が多かったこと。もちろん、年式が新しいモデルの方が現役でいる割合が高いのは当たり前。しかしながら、先代&現行モデルの多さは、50年という長い歴史を誇るシビックが、過去の名車というポジションに甘んじるのではなく、現在進行形で多くのオーナーから愛されていることの証とも言えそうだ。

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40年以上前の車体とは思えないくらい、元気な走りを披露した初代シビックRS。
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歴代の中で、最多の参加車だったのが先代となる10代目だ。
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2021年から発売が開始された現行型も多数が参加した。
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シビックと言えば、タイプRの存在も欠かせない。パレード走行でもその勇姿が多く見られた。

また、グランドスタンドプラザには正式発表されたばかりの新型シビック タイプRが展示されていたほか、シビックe:HEVや無限の手でカスタマイズされた先代シビック タイプRといったモデルも登場。来場者から熱い視線を集めていた。

半世紀という長きにわたって、世界中で愛され続けてきたシビック。これからも多くのファンとともに、新しい歴史を築いていくことだろう。

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注目度が非常に高かった新型シビック タイプR。
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こちらはホンダアクセスの純正アクセサリーを装着した新型シビック タイプR。お得意の「実効空力」をコンセプトとしたテールゲートスポイラーに注目だ。
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ワークスチューナー的な存在である無限が手がけた先代シビック タイプR。スポイラーや鍛造アルミホイールなどで武装する。
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6月に発表されたシビックe:HEV。「走りが楽しいハイブリッド」と評判も上々だ。
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エンジョイホンダの会場で50周年を祝うシビック。

見どころいっぱい! エンジョイホンダのその他の模様をご紹介

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先行予約が始まったばかりのZR-Vも登場。ハイブリッドモデルのパワートレーンは、シビックと同じスポーツe:HEVだ。
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ただならぬ存在感を放っていたのが、NSXタイプS。なかなか実車を拝むことができない貴重な1台だ。
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耕運機や除雪機といったパワープロダクツもホンダの大事な製品だ。写真は芝刈機「HF2417」で、86万9000円。
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ロードコースでは、スーパー耐久・第5戦も開催されていた。ST-2クラスの#734シビック タイプRはホンダのプライベートチームで、市販モデルの開発責任者である柿沼秀樹さんもドライバーを務める。

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