先進運転の自動車製造・販売国となった中国
主要メーカーである、第一汽車、東風汽車、広州汽車、長安汽車などが、日米欧の自動車メーカーとの合弁事業をベースとして、量産車に自動運転技術を活用した最新のレベル1〜2機能を搭載するようになりました。
また、BYDやNIOなどの中国地場BEVメーカーは自動運転レベル3以上の量産化を目指した研究開発を進めている模様です。
一方、中国版のGAFAMというべき、BAT(バイドゥ、アリババ、テンセント)などのIT大手もロボットタクシー事業や自動運転向けシステムの開発を行っており、各種の技術見本市やモーターショーなどで最新技術を公開しています。
ただし、「中国は独自の規格やルールがあるので、海外企業としては基本的にアンタッチャブル」(日本の自動車メーカー関係者)という状況にあります。これが、中国の産業競争力の強みだとも言えるでしょう。
PROFILE 桃田健史
1962年8月、東京生まれ。日米を拠点に、世界自動車産業をメインに取材執筆活動を行う。インディカー、NASCARなどレーシングドライバーとしての経歴を活かし、レース番組の解説及び海外モーターショーなどのテレビ解説も務める。日本自動車ジャーナリスト協会会員
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[スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部]