中国はBYDやNIOに注目! 自動運転レベル3以上の量産化を目指し研究開発を進行中!

【これからどうなる自動運転】中国はアンタッチャブル!?|第5回/日本と海外では異なる自動運転へのアプローチ 中国編

やはり、海外は日本より先に進んでいるのでしょうか。最新技術である自動運転については実際、海外は日本より高度な技術で、
しかも実用化が始まっているのでしょうか。今回はその背景をご紹介するのですが、どうも自動運転は『自動車業界の常識』が通用しない感じがします。なぜ、そんなふうに感じてしまうのか。国や地域、自動車メーカー、そしてIT系企業の動きをチェックしながら、その謎を紐解いていきましょう。

先進運転の自動車製造・販売国となった中国

主要メーカーである、第一汽車、東風汽車、広州汽車、長安汽車などが、日米欧の自動車メーカーとの合弁事業をベースとして、量産車に自動運転技術を活用した最新のレベル1〜2機能を搭載するようになりました。

また、BYDやNIOなどの中国地場BEVメーカーは自動運転レベル3以上の量産化を目指した研究開発を進めている模様です。

一方、中国版のGAFAMというべき、BAT(バイドゥ、アリババ、テンセント)などのIT大手もロボットタクシー事業や自動運転向けシステムの開発を行っており、各種の技術見本市やモーターショーなどで最新技術を公開しています。

ただし、「中国は独自の規格やルールがあるので、海外企業としては基本的にアンタッチャブル」(日本の自動車メーカー関係者)という状況にあります。これが、中国の産業競争力の強みだとも言えるでしょう。

PROFILE 桃田健史
1962年8月、東京生まれ。日米を拠点に、世界自動車産業をメインに取材執筆活動を行う。インディカー、NASCARなどレーシングドライバーとしての経歴を活かし、レース番組の解説及び海外モーターショーなどのテレビ解説も務める。日本自動車ジャーナリスト協会会員

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[スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部]

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