ホンダは「トリプル・アクション・トゥ・ゼロ」アプローチを通じて、2050年までのグローバルな環境影響ゼロ目標の達成を目指している。これには、すべての製品と企業活動におけるカーボンニュートラル達成、再生可能エネルギーの100%利用、および資源循環(製品を原料に戻して再加工し、その材料を新製品製造に再利用することで、100%持続可能な材料の使用)が含まれる。
この目標に向け、ホンダは2040年までにグローバルな自動車販売の100%をバッテリー電気自動車(BEV)と燃料電池電気自動車(FCEV)に転換するとともに、パワースポーツ製品とパワー機器製品のラインナップの電動化を推進していく。

ホンダの「グリーンファクトリー」イニシアチブを通じて、同社は製品製造における環境影響(水やエネルギーの使用、廃棄物や排出物など)を総合的に軽減する取り組みを進めている。ホンダは既に省エネルギー化施策を導入し、低炭素エネルギー源への移行を進めるとともに、北米の製造拠点で使用する電気の60%以上を、再生可能エネルギー(風力と太陽光)の長期仮想電力購入契約(VPPAs)を通じてオフセットしている。
ENERGY STAR認証は、全国でエネルギー性能の上位25%に位置する工場に授与される。この認証は、製品単位当たりのエネルギー使用量を基準に評価される。ENERGY STARは、1992年にEPAによって導入された、エネルギー効率向上を通じた温室効果ガス排出削減を目的とした自発的な市場ベースのパートナーシップである。現在、全50州にわたる数万の建物と工場が認証を取得している。