「今年はスポーツホイールの当たり年か!?」各メーカーの新作モデルをピックアップ!Part.1 【東京オートサロン2025】

気合いのスポーツホイールが大豊作!

例年数多くの新作ホイールがお披露目となる東京オートサロン。今回はその中でもスポーツホイールに焦点を絞り、2025年デビューとなる注目モデルをピックアップしていく。パート1で取り上げるメーカーはエンケイとウェッズだ。

ENKEI【エンケイ】

今年で創業75周年を迎えるエンケイは、耐久レースでの実績をフィードバックした新作鋳造モデル「レーシングNVR5」を発表。鍛造モデルの「WPS NVR5 FORGEDや「RPF1 RS」には新サイズが追加された。

エンケイ レーシングNVR5

スーパー耐久ST-Zクラスに参戦している「NANIWA DENSO TEAM IMPUL Z」にホイールを供給しているエンケイ。そのデザインと技術を鋳造モデルに投入し、GT-4車両をターゲットに最適化した5穴専用デザインの「NVR5」を発表した。

レースホイールを彷彿させるスポークのサイドカットで軽量化し、JWLの基準より厳しいエンケイの社内基準「スペック E」をさらに厳格化した「スペックEプラス」をクリア。軽さと強さをハイレベルで両立させた。コンケイブの深さが異なるフェイスデザインをフロント、ミドル、リヤ、ディープリヤの4種類設定。ちなみに展示品は2番目に深いリヤフェイスだ。

カラーも新色のソニックシルバーとグラファイトメタリックを採用。サイズ設定は18インチで、まだ開発中のため仕様変更となる可能性もあるが、7.5Jから11.0Jまでラインナップされる予定だ。

エンケイ WPS NVR5 FORGED

NVR5シリーズの鍛造モデルである「NVR5 FORGED」は、昨年の東京オートサロンで発表されたばかりの準新作と呼べるモデル。2025年は既存の20×10.0J 30と11.0J 20に加えて、新サイズの20×12.0J 20が追加された。R35GT-R専用のハブセントリック設計で、純正の空気圧警報システムの装着も可能だ。

さらに、最先端の加工マシンを使用した鍛造削り出しのメリットを活かし、極限まで薄肉化した5スプリットスポークを採用。スポーク根本にはツインラディエーションディンプルという窪みを入れて、軽量化と合わせて放熱性も向上させている。カラーはアノダイズドクリアとアノダイズドブラックの2色。

エンケイ RPF1 RS

エンケイの代名詞的モデルである「RPF1」のディープリムモデルである「RPF1 RS」には、新サイズの17インチを追加。従来の15インチと18インチに加えて、適合の幅が広がった。往年のマクラーレンF1マシン用のレーシングホイールを踏襲したマルチスポークデザインは今見ても新鮮だ。

Weds【ウェッズ】

数多くのホイールブランドを有するウェッズは、スポーツホイールブランドのウェッズスポーツから新作の「SA-01R」を発表。また、Kranze(クレンツェ)ブランドからは往年の人気鋳造モデルを鍛造で復刻した「LXZ FORGED」も発表された。

ウェッズスポーツSA-01R

完全新デザインのツイン5スポークモデル「SA-01R」が堂々デビュー! 同じく5ツインスポークを採用していた「SA-10R」の後継モデルという立ち位置にあり、より深くコンケーブがついた立体的なデザインが採用された。

スポークの根本には見た目のアクセントにもなる窪みも設けられ、装着時の躍動感が増している。サイズは15インチから18インチまで幅広く設定され、カラーもワースブラッククリア、EJブロンズII、プラチナムシルバーブラック、ブルーライトクロームIIと多彩だ。

ウェッズスポーツTC105X DSR

ウェッズスポーツのイメージリーダーである「TC105X」に追加されるダブルステップリム仕様として話題となった「TC105X DSR」が、いよいよ2025年の夏頃発売予定と明らかにされた。展示品にも採用されているマットカラーを量産化する上で少し時間が掛かったそうだが、それもようやく目処が経ったとのこと。インナーリムだけでなくアウターリムにも圧延加工を施すW-AMF製法を採用し、高強度も実現させている。

ウェッズスポーツSA-27R

メッシュデザインの「SA-27R」は従来15インチから18インチのサイズ設定だったが、新たに19インチと20インチを追加。スポーティな高級セダンなど、より幅広い車種への適合を実現させた。

Kranze LXZ FORGED

ドリ車にも人気の高かった鋳造モデルのクレンツェLXZが、新たに鍛造モデルの「LXZ FORGED」として復活。18インチのみの設定ながら、リバースリムの3ピース構造と、2種類のフェイスデザインを用意することで、緻密で幅広いインセットが設定されている。ディスクカラーや表面処理を細かく選択できる、カラーコーディネイトシステムにも対応する。

「レイズは36本もの新作をオートサロンで発表!」厳選スポーツホイール11モデルをピックアップ【東京オートサロン2025】

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