MotorFan[モーターファン]

ニューモデル、テクノロジーからインプレッションまで、クルマと人生を楽しむニュースサイト

  • 2017/11/13
  • MotorFan編集部

【1月22日更新】「エンジンが更にイイ」 “噂の新型スーパーカブ” さっそく街で乗ってみた【JA44】

50cc&110cc、ベテランライダー3名による豪華版試乗レポート

このエントリーをはてなブックマークに追加

どこが変わった? スーパーカブ・新旧比較

前項までは、新しく生まれ変わったスーパーカブの基本的な紹介を行ったが、ここからは、デザインはどう変わったか? 細部はどうかわったか? 新旧モデルの違いを写真で見比べていこう。

まずはここで登場する車両の型式名を、予備知識として覚えておこう。

2012年に登場した前スーパーカブ110は「JA10」と呼ばれ、今回登場した新型スーパーカブ50は「AA09」、新型スーパーカブ110は「JA44」。なお、前スーパーカブ(2012年~)の型式は「AA04」となる。

今回の比較は旧型にJA10、新型にJA44(一部にAA09)を用いる。50ccモデルと110ccモデルでは、排気量以外の基本の車体構造はほぼ同一である。

●外観/JA44・新型スーパーカブ110

リヤフェンダーからレッグシールドまで「S字カーブ」を描いた、曲面基調のデザインが復活。全体的には2009年登場のJA07に近い雰囲気といえる。スーパーカブ従来の車体パッケージングである、「マス集中化による取り廻しやすさ」と「安心感のあるハンドリング特性」は継承しつつ、エンジンの耐久性を高めるなど、タウンユース車、ビジネス車としての地位を確固たるものとした。ドライブチェーンが428サイズと従来よりも太くなったのも、耐久性面を考慮しての変更となっている。

●外観/JA10・旧型スーパーカブ110

エッジを多用するデザインが特徴的。レッグシールドは2分割式(現行モデルは1ピース構造)、ヘッドライトの形状と併せてか、ミラーも角型チックなデザインとしている。書類入れ等に使えるサイドカバーも旧型には存在しない。なお、ドライブチェーンは420サイズを使用。

●エンジン周り/AA09・新型スーパーカブ50

今回のモデルチェンジの主要部分でもあるエンジン。外観上の大きな違いは、写真のクランクケース右側にあるオイルフィルターが新採用されている点。これによって、従来のように右クランクケースカバーを分解せずとも、ボルト2本外すだけででフィルター交換が可能に。メンテナンス性が大きく向上させている。

これに加えて、熱膨張の大きなアルミシリンダーと、熱望上の小さな鉄スリーブを組み合わせたエンジンの、膨張率の違いからくるスリーブ内面のゆがみを最小限に抑える「スパイニースリーブ(スリーブ表面の細かな凹凸が、熱膨張時に均等に引っ張られ、スリーブ内壁の新円度を保つ機構)」を新たに採用。
ピストンには、窒化クロム処理によって耐摩耗性能を高めたピストンリングや、モリブデンコートによって摩擦抵抗を低減したピストンスカートが採用されている。

もう一つの特徴が、変速フィーリングがより滑らかになっている点。今回のモデルチェンジからシフトドラムの回転軸をニードルベアリングで支えるようにしたことで、シルトドラムの回転がより滑らかに。これによってシフトチェンジ時のショックが小さくなり、上質な変速フィーリングに進化している。

なおマフラーは、JA10が触媒1個、JA44は触媒が2個という違いはあるが、マフラーそのものの互換性はある(※ただし政府認証に適合したマフラーでないと、公道走行は不可となるので注意)。

●エンジン周り/JA10・旧型スーパーカブ110

エンジンのスペック値は新型・旧型問わず変わらず、50ccが3.7ps/7500rpm/0.39kgm/5500rpm、110ccが8.0ps/7500rpm/0.87kgm/5500rpm。燃費は50cc、110ccモデルともに旧型がやや勝る。

●フロント足周り/JA44・新型スーパーカブ110

足周りの基本構成は変更ないが、フロントフェンダーの形状に違いがみられる。実は成型時にできるフェンダー内側の突起が丁寧に削りとられている。整流効果を得ることで素直なハンドリングの素直な操作感につながっている。また、今までは中国で製造→塗装まで行っていたものフロントフェンダーは、日本国内で一式行われるようになり、質感が向上した。

●フロント足周り/JA10・旧型スーパーカブ110

50よりも110の方が太いリム幅、17インチ、スポークという組み合わせは新旧問わず共通となる。

●リヤ足周り/AA09・新型スーパーカブ50

50、110それぞれでの足周りの基本構成パーツは同様。ただし、新型スーパーカブ110はスイングアームのリヤショック取り付け部分の補強プレートが、1枚から2枚に増えている。これによって重い荷物をめいっぱい積んでも、ふらつかないようになった。

●リヤ足周り/JA10・旧型スーパーカブ110

フロントと同様にリヤの足周りも、50より110の方がリム幅が太く、17インチ、スポークという組み合わせも新旧問わず共通。リヤショック取り付け部分の補強プレートは1枚。

●ヘッドライト/JA44・新型スーパーカブ110

“これぞスーパーカブ”と思わせる丸型のヘッドライトが復活。LEDを採用したことで、ヘッドライトカバーは小ぶりに。

●ヘッドライト/JA10・旧型スーパーカブ110

スクエアデザインのヘッドライトカバーとウインカーを一体式としている。

●メーター/JA44・新型スーパーカブ110

2009年登場のJA07に近い。シンプルなたまご型デザインを採用。AA09は60km/h表示、JA44は120km/h表示で、ともに指針式。

●メーター/JA10・旧型スーパーカブ110

メーターケースは六角形で、JA10は120km/hまで表示の指針式。AA04は60km/h表示。

●リヤキャリア/AA09・新型スーパーカブ50

スーパーカブのシンボルでもある大型キャリアは健在。形状も旧型と同一。

●リヤキャリア/JA10・旧型スーパーカブ110

キャリアの形状は新・旧同じだが、テールカウル(リヤフェンダー)の形状が大きく異なるため、リヤビューは印象がまるで違う。

●メーター/JA44・新型スーパーカブ110

書類入れなど、ちょっとした収納スペースとして使えるサイドカバーが新型から復活した。

自動車業界の最新情報をお届けします!

関連キーワード


自動車業界 特選求人情報|MotorFanTechキャリア

自動車業界を支える”エンジニアリング“ 、”テクノロジー”情報をお届けするモーターファンテックの厳選転職情報特集ページ

大車林

大車林

基礎原理から最新技術、産業、環境、行政、モータースポーツ、デザインまで、クルマ社会をキーワードで理解する自動車総合情報・専門用語事典『大車林』の検索サービスです。

キーワードを検索
注目のキーワード
粒界酸化
炭素鋼、低合金鋼、ステンレス、ニッケル合金などの熱処理工程において、金属製品...
2ローターロータリーエンジン
2つのローターユニットからなるロータリーエンジン。1ローターエンジンでは、エキ...
ラダーフレーム
フレーム型式のなかでトラック、バス用としてもっとも代表的なもので、左右2本のサ...

カーライフに関するサービス

オートモーティブジョブズ

ランキング

もっと見る