Tech|テクノロジーがわかるとクルマはもっと面白い。未来を予見する自動車技術情報サイト

  • Motor-Fan[モーターファン]
  • モーターファンバイクス[Bikes]
  1. TOP
  2. ニュース・トピック
  3. ニュース

三菱ケミカル、バイオエンプラ「DURABIO(デュラビオ)」 ボトル向け新グレードの本格販売開始

  • 2018/02/28
  • Motor Fan illustrated編集部
このエントリーをはてなブックマークに追加
DURABIOが採用された化粧品向けデラミ密封ボトル 〈画像提供:㈱平和化学工業所〉

三菱ケミカルは、2018年2月より、バイオエンジニアリングプラスチック「DURABIO」のボトル向け新グレードの本格販売を開始した。

マツダCX-5に採用されたバイオエンプラは、三菱ケミカルの「DURABIO(デュラビオ)」

DURABIOは、再生可能な植物由来原料であるイソソルバイドを使用したバイオエンプラで、ポリカーボネートよりも透明性が高く、アクリル樹脂よりも強度に優れ、割れにくい特徴があるため、自動車用途や光学用途など幅広い用途に採用されている。

マツダCX-5にも採用されている。
マツダと共同で開発したグレードは、樹脂の組成を改良することにより、耐衝撃性、耐候性及び成形性を従来のグレードに比べより高次元でバランスさせ、フロントグリル等の大型外装部品への適用を可能にした。この新グレードは、CX-5以降、マツダから発売される自動車に順次採用される見込みだ。

今回、三菱ケミカルが販売を開始する新グレードは、ボトル向けに新たに開発したもので、以下の特徴を有していることから、美しく環境に優しいボトルを製品化することが可能となった。

1) DURABIOが本来有する高い透明性を維持した上で、ボトル用途にも適用可能な優れた耐衝撃性を実現した。
2) 植物由来原料を主原料として使用しているため、環境・人に優しいプラスチックだ。
3) 熱安定性が高く、ブロー成形時の熱滞留による樹脂の変色を抑制することができる。

すでにこの新グレードは、化粧品向けデラミ密封ボトルの外装部分に採用されており、今後、さらなる用途の拡大が見込まれる。

これが本当の実燃費だ!ステージごとにみっちり計測してみました。

これが本当の実燃費だ!ステージごとにみっちり計測してみました。 一覧へ

会員必読記事|MotorFan Tech 厳選コンテンツ

会員必読記事|MotorFan Tech 厳選コンテンツ 一覧へ

3分でわかる! クルマとバイクのテクノロジー超簡単解説

3分でわかる! クルマとバイクのテクノロジー超簡単解説 一覧へ